朧な雲に彩られた盈月を撮影し、かの国のお米を美味しく食しながら、きょうも英作文の課題をこなすのだ…

トップの写真は、4日ほど前の夕方、午後5時40分頃に撮った月と金星。これは三日月と言いたいところだけれども、それは更に前日のことだった(その日は立冬の日でもあった)。

下の写真は、脇に佇む宵の明星や周囲の夜空と共に、広めの画角で撮影したもの。やや薄曇りで、盈月の周囲では光が散らばって彩雲のように色づいて見えるのだ。金星もそれに合わせるかのように朧である。

また、月を超ズームで観察すると、デコボコとしたクレーターが欠け際によく見える。金星と合わせて、これは如何にも、秋(…と言っても暦の上では既に冬)の風情に相応しい月の入りとなったように思う…。


さて、先日、安いことが評判のスーパーへとちょっと足を延ばしてみた。晩ご飯のおかずなどを買い出しに行くためである。

そこで、お肉やら野菜やらデザートやらを選んでいるときに、お米も買っておかないと、と考え出した。それから売り場へ行くと、初めて見る種類のお米が置いてあったのである。
何と台湾のお米だった。その名も「台湾米」(いま、この熟語が一発変換できなかった…)。お値段は、他の国産米より5kgあたり200円ほど安い。初めて見たので、とても珍しく感じた。

そのとき先月、24時間ネット配信されているフランス国営TVの英語ニュースで、台湾の高校生が軍事教練を受けているという報道を見たことを思い出した。男子も女子も同じカリキュラムである。
生徒へのインタビューでは口々に「家族のためにも、この国を守りたいです」とか「このカリキュラムのために、長く伸ばしていた髪を切りました」とか健気に答えていた。

勿論、これは最近、様々な行動を活発にしている中国から身を守らんとするための一環だろう。多分、日本国内のニュース等では見聞きすることの出来ない内容なのではないか、と思う。(僕は日本のTVを殆ど見ていないので分からないけれども)
まあ、そのような台湾のことを応援したいという意味も込めて(無論、安いから、という理由もある)、台湾米をひとつ買って帰ることにした。この日の晩ご飯から賞味するのだ。早速炊くと、炊飯器から良い香りが漂って来た。

炊き上がると、ご飯の色は日本の米を炊いたものよりも白く、小麦粉のような色であった。袋には「少し多めの水加減で炊くのがおすすめです」と書いてあったので、そのように炊いたところ丁度良かった。
味は、お米らしい旨味を感じて美味しい。これは良い買いものだと思ったのであった…。


さてさて、僕は最近、英検1級対策の英作文添削セミナーみたいな会に参加し始めた。受講料は、何と無料なのだ。
このセミナープロジェクトは、米国の大学を卒業後に国連職員となり、現在は海外の大学で教鞭を取っているという、日本人ドクター(博士)が、20人限定で英文エッセイ(短い小論文)をオンラインで評価および添削してくださるというものである。これは凄い。

僕は早速、高齢化社会に関するトピックに沿って、規定通り200語余りのエッセイを書いて送ってみた。幾つか割り当てられたトピックの中から、すぐにでも取り掛かれそうだという理由でこれを選んだのである。
英検1級レベルに則した英作文を書くのは今回が初めてだったので、このトピックに関する背景知識などを入念に下調べをした上で、時間をかけ丁寧に答案を作成した。他のメンバーもきっとそうだっただろう。(ちなみに、与えられたトピックは各自異なっている)

すると、どうであろう。ドクターは僕に返してくれたコメントに「このセミナープロジェクトでトップの作文のひとつだ」とか「この調子でいけば1級に難なく合格できる」とか「次のエッセイが楽しみだ」とか、英語で手放しの賛辞を送って下さったのである。
そして、僕の答案にだけ(多分)、添削の跡は全くなかった。その必要はないということなのであろう。いやあ、かえって気恥ずかしくなってしまう。でも、大変に嬉しく、自信にもなった。

しかし願わくは、僕はもっと時間をかけずに、事前に何も調べることなくドンドン書けるようにならなければならない。英検1級の試験本番に備えるためである。
でも、受験するのは来年のことになるだろう。従って、まだまだ時間はある。これからも、英作文のみならず、英語の修練を幅広くたっぷりと積んでいこうと思っている…。

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Topic: Does Japan’s long life expectancy present more benefits than problems?

I believe that Japan’s long life expectancy will present problems rather than benefits in the future. Among these are a medical care crisis, a weakening economy, and a labor shortage.

Firstly, as a result of an aging population, more elderly people will need healthcare. It will lead to higher medical care costs and worsen the fiscal deficits. Eventually, there will surely be a crisis in the entire medical care system in Japan.

Secondly, an aging society will cause a decline in consumption, thus leading to economic stagnation. In general, the elderly do not spend as much money as the young such as on food, clothes, hobbies, and so on. In other words, the retired generation has less purchasing power than the working-age people.

Finally, a society with many elderly people will face a labor shortage. This tendency has already been seen in several industries in Japan, for example, the distribution industry, the care and welfare industry, etc. The shortage of young workers is expected to become more serious in the future.

In conclusion, for the three reasons mentioned above, a medical care crisis, a weakening economy, and a labor shortage, it is realistic to expect that Japan’s long life expectancy will be responsible for severe problems in the future.

(209 words)
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その初めて提出した英作文は、上記の通りである。英単語数で200語以上書けば良いので、短めながらも規定は満たしていると言える。
そして、次回からは、もう少し長めに書くことにした(…と言うか、自然と長くなってしまったのだ)。まあ、徐々に慣れて来たということなのだろう。それについては、またいずれ…。


(冒頭の、月と宵の明星の写真の別テイクです…)

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下のリンクは、最近読んでいる本の中の一冊。ヘミングウェイの短編小説の原文を詳しい文法解説と共に読み進めていく、というものです。僕は冒頭から少し読んで、大学時代の原典講読の演習授業を思い出しました。例えば「この文で名詞が複数形になっているのはどうして?」とか「ここでこの助動詞を使った作家の意図は?」というようなことをひとつひとつ追求していくのです。サッサッと次々に読み進めていくのも楽しいですけれども、このように一言一句沈思黙考しながらじっくり鑑賞しつつ読むのも良いものですね…。この本は文法などの解説が丁寧で分かりやすいので、英語の学び直しのつもりで読むのにもお薦めです。

『ヘミングウェイで学ぶ英文法』
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