サイクリングに出掛けたり、お土産を買ったり、メガネを貰ったり。このメガネがまた、結構な優れものなのだ…

前回の投稿で書いたように、実家までゆらりと各駅停車の旅をした。その次の日からは、息子の自転車を借りて、買い物がてらサイクリングに出掛けたのである。

途中でチェーンロックの解錠番号を忘れて往生したけれども、探り当ててどうにか開けられたw 次からは忘れないようにしなければ。ついでに、子供の頃にお祭りでよく行った神社へ寄ってみると、ひと気がなくひっそりとしていたのだった。


そして、ある日には再び自転車で市街地へと繰り出して、各方面へのお土産のお菓子を購入したのである。
買い求めたのは、当地の銘菓や限定モノのお菓子だ。事前に調べて狙いをつけておいたものが直ぐに見つかって実に良かった。暖かな春の日和に、これもまた楽しいサイクリングとなったのである。

また、ある日は夜に映画を一本観た。このために、各駅停車にまた乗ってうちに帰る予定を翌日に延ばしたのである。この日に映画館へ行った理由は、単に1100円のサービスデイだったからなのだw 観た映画とは『Coda あいのうた』であった。

この作品はアカデミー賞3部門ノミネートだけれども、それに相応しい実に丁寧に作られた映画だと感じた。タイトル通り、まずこの作品には愛が溢れている。

それから、縦横に張り巡らされた様々な設定や伏線がストーリーを真っ直ぐドライヴしてゆく脚本の巧みさよ…。
例えば、ヒロインの家族が彼女を除いて皆んな聾唖であることや、中でも父親が取り分けビートの効いた音楽(の振動)を好むこと、それから音楽教師がバークリー出身であることなどなど、あらゆる要素が彼女の夢の実現を結果的に大きく後押しして行くのである。

勿論、単純な夢物語ではない。そこには葛藤もあったし、衝突もあった。しかし、それらを乗り越えた先に成功の切っ先が垣間見えてくるというわけなのだ。その辺りのストーリー展開や匙加減がときに面白く、また感動的でもある。

決して観るものを大号泣させるタイプの作品ではないけれども、3回は目頭が熱くなること請け合いだ。じんわりと胸に迫りくる作品なのである。
特に、映画中における無音状態(このとき実は完全な無音ではなく一定の音圧が出力されているのが分かる)をここまで上手く利用した作品を僕は生まれて初めて観た。

その辺りも含めて、ぜひ期待して鑑賞して欲しい作品だ。さて、オスカーはどの部門で獲れるのかどうなのか、今から実に楽しみなのである…。


さて、今回の帰省では色々と思わぬ収穫(?)があったのだけれども、そのひとつは母から眼鏡を貰ったことだと思う。所謂リーディンググラスの一種である。以前の投稿でも書いたように、僕は100均で買ったこの種のメガネを仕事のときなどに使うことがある。

母がくれた「ピントグラス」という商品名のメガネには、累進多焦点レンズという、レンズの内側の方に行くほど度があって、外側の方に行くほど度が弱くなるという構造のレンズが付いているのだそうだ。
だから、ずっとこのメガネを掛けたままでも、遠くの景色が余りボヤけない(でも多少はボケるけれども)ので、普通に歩き廻ることが出来るのだ。

それから勿論のこと、手元の文字などもはっきりくっきりと見える。嗚呼、昔はこのくらいに本の字が良く見えていたんだよな、と感じられるくらい明瞭に。
だから、きのうなど僕は、家を出てから電車に乗り、都内の会社に着くまでずっと、このメガネを掛けていた。車中では洋書を読んでいたのだけれども、その読書は快適だったのである。

それ以降も、PCの画面をずっと見ていなければならないから、仕事中も掛けっぱなしだ。目の疲れを殆ど全く感じていないし、それなりのお値段のメガネなので、掛け心地も決して安っぽくはないと思う(個人の感想ですw)。
母は自分の顔のサイズに合わなかった(メガネの幅が大きすぎた)と言って、それで僕にくれたのだけれども、これは実に良いものを貰ったと思っている。とても有難いことだ。ずっと愛用していきたいものだと考えている…。

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下のリンクが、僕が母から貰ったメガネです。僕の場合には、上に書いたように結構具合の良いかけ心地なのですが、同シリーズで他商品のレビューを読むと、人によっては遠くの視界がクラクラすることなどもあるようです。添付の説明書には「使用に伴い目が順応します」とありますから、ある程度は慣れが必要な場合もあるのかも知れませんね。その辺りがひとたびクリアできれば、手軽で使いやすく、また見やすいリーディンググラスなのでは、と僕は思っています…。

「PINT GLASSES ピントグラス 軽度レンズ」
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