母とサイクリングに行って、重要文化財指定のお屋敷を見学したのだ(では写真をたっぷりお楽しみください)…

前々回の投稿にも書いた通り、先達て「命の洗濯」のつもりで各駅停車の列車旅をした。行き先は実家である。

実家では、主に僕は母の話し相手になる。父は生来かなり無口な方なので、お喋り好きな母の相手にはなりにくい。そこで、こうしてたまに僕が帰省すると、母はとても喜ぶのである。
そんなある日、母と一緒にサイクリングへ出掛けた。市の重要文化財に指定されているお屋敷を見学に行ったのだ。謂わばゴージャスな古民家だ。築年数は150年くらいにも渡るらしい。

上の写真は、豪勢な構えの表門。このお屋敷は幼稚園のお散歩コースになっているようで、多数の園児たちが先生と共に集っていた。賑やかで実に微笑ましい光景であった。

下は主屋。これは江戸時代に建てられたのだそうである。こちらも、表門以上に壮麗で、重々しい雰囲気が実に時代を感じさせる。2階の格子窓からは、表門を臨むことが出来た。

また、広大な敷地に建つ邸宅の内部には、昭和初期まで使われていたと思しき農機具や養蚕の道具などが幾つも展示されていたのである。
僕の母も、地域は違えども戦後は農業を営んでいた素封家の出なので、「あれも、これも、うちにあったものと同じだ」と言っては懐かしんで見学していた。

上の写真は主屋ではなく、その隣に建つ馬小屋で撮ったもの。このように戦前の農作業の様子を写した数々の写真と共に農具が並べられていた。母の解説を聴きながら、僕はこれらを観察したのである。

下は、主屋の土間に置かれていた器具。さて、何をするためのものかお分かりになるでしょうか?母の解説によると、藁を投入して縄を半自動的に編むための機械なのだそうである。祖父も生前によく使っていたらしい。真ん中の大きな歯車がとても印象的であった…。

屋敷の様子をつぶさに懐かしむ母の一方で、僕はこの家の間取りや造りに江戸川乱歩的なロマンを感じていた。

つまり、母のような実体験的にではなく、創作物の中に息づく世界のまるで実存のようにそれらを観察した。例えば、薄明かりがぼんやりと灯る部屋に何処かで何かを覗き見る男がいるのではないか…といったような妄想を抱きつつ。

(上下いずれの写真も、やや明るめに仕上げてありますが、実際にはもう少し薄暗い感じなのです…。ちなみに、下の写真の部屋は、いまのロフトに相当するような、急な階段を上った中二階にありました)

それから時節柄か、雛人形も美しく飾られていた。赤をはじめとする多様な色彩を帯びた段飾りは、褐色の柱や梁とベージュの畳が織りなす単一色の室内で、一層に際立っている。
足の裏に底冷えの寒さが伝わるこの邸内において、雛人形の前にだけ電気カーペットが敷かれて温かだったのも、他の部屋とは異なる印象に一層輪をかけていたように思う。

なかなかどうして、見るべきものの多いお屋敷だった。母の話では、当主が既に東京へと移り住んでしまったので、市に寄贈する形でこの管理を委託しているのだという。そうでなければ、取り壊されてしまっていたのかも知れないとも。
なるほど、この地域の生活様式のひとつの遺産として永く保存されれば、と僕は感じたのであった…。


(入場時に貰ったパンフレットと入場券。片隅に手折りの雛人形が貼り付けてある。職員の方の手作りなのだろうか、とても心がこもっているなあ…)

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上に述べたお屋敷の訪問記とは全く別の話になりますが、先日、PayPalから「1000円のクーポンをプレゼント」というメールが来ました。数ヶ月前にも同じようなメールが送られてきたことがあったので、その際にネット検索で調べたのですが、僕のところに来たこのPayPalクーポン付与のメールは偽物や釣りではなかったようなのです。でも、そうであることに気づいたときには既に使用期限が過ぎていました。
そこで今回は、このクーポンが使えなくなる前に何かを買ってしまおうと考え、どこで利用できるのかを調べてみました。Amazonや楽天などで本が購入できれば良かったのですが、対応していないようでした。さてどうしたものか、と思案して、結局ドリップコーヒーを買うことにしたのです。BROOK’S(ブルックス)という銘柄のコーヒーで、その会社の通販サイトから注文しました。BROOK’Sはだいぶ以前にお試しセットのようなものを買ったのを覚えています。彼此もう5年近くも経つんですね…。今回注文したのは、下のリンクのセットとは内容が異なるのですが、値段は殆ど同じです。さて、どんなドリップコーヒーがやって来るのか、今から楽しみにしています…。

「【Amazon.co.jp 限定】 ドリップバッグコーヒーお試しセット37袋 9種類 + かんたフェ ココアラテ20袋 10g入りドリップバッグコーヒー 」
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