今回は、最近の僕のお気に入り動画(特に短めのもの)をいくつかご紹介したいと思うのだ…

トップの写真は、先だって知り合いから頂いた、所謂「高級食パン」と呼ばれるものである。
聞くところによると、そのパン店が閉店となるそうで、セールで僕の分まで買って下さったようなのだ。とても有り難いことだと思う。翌日から、うちの朝食で美味しく頂きました。中身がギュッとしていて、モチッとした食感のパンでしたね…。


さて、話題はガラッと変わる。一般論として、人はよく「自分は○○に囚われない人間だ」と述べることがある。例えば、「私は、世間の決めたカタに囚われない」といった具合に。
しかし、この場合「その人は既に○○に囚われているのだ」というのが僕の観察なのである。何故ならば、その「○○」の存在を意識してしまっているからなのだ。意識しているということは、それに囚われているということと同じなのだろうと思う。

一方で、囚われていない人は、その「○○」の存在に気付いてすらも、いないのだ。気付いていないまま華麗にスルーしてしまっている。「囚われない」とは、畢竟そういうことなのであろう。

また、その一方で、僕は(子供の頃から)常識というものの存在を意識したことがないと思っている。そして、常識とは何なのか、その内訳も含めて、いまだに十分な認識がないのだろうとも。
僕はただ只管に、自分で考えた尺度で生きているだけなのである。でも、こうして今も無事に生きながらえているので、(少なくとも僕自身に関しては)多分これで正解なのだ。

そして、僕は恐らく「世の中のカタにハマっていない人間」でもあると思う。何処にどんなカタがあるのか、一切見たことも感じたこともないからだ。
いや、正確に言うと若い頃には多少のカタを感じていたかも知れない。でも、いつの間にか、カタは既に僕の眼前から全て消滅したようなのだ。今でも何処かにあるのかな?人間をハメる色々な「カタ」って。僕には益々、全くもって分からない…。


さて、ここからは、僕の最近のお気に入り動画を幾つかご紹介したいと思います…。

押しも押されもせぬ、日本を代表する詩人、谷川俊太郎氏の「朝のリレー」である。これは、コーヒーのCMとして制作された動画だ。如何にも朝の空気といった雰囲気の中低層雲の映像に、息子で作曲家の谷川賢作氏の音楽が華を添える。
知り合いの外国人の方にこの動画をお見せしたところ、「とても綺麗で気に入った」と好評であった。1分と短いながらも味わい深いので、是非ともご覧の程を…。

下の動画も、詩の朗読。こちらも、誰もが知る詩人、金子みすゞである。

この動画では、幼い子どもがやや舌足らずな感じで詩を読んでいる。これが何とも可愛らしく、微笑ましい。よく見ると、画面に表示されるフォントの「て」「ま」などが独特の形をしていて、これが一層の興趣を与えていると思う。

さて、下の動画は、AC公共広告機構のものである。やや不気味な感じで始まるけれども、是非おしまいまで見て欲しい。意外な結末に、あっと驚くこと請け合いであろうと思うのだ。

やや画質が粗いけど、最後に表示される一行の文を読むことが出来ただろうか?これが、この動画の主張というわけなのだ。我々大人は謂わば常識でもって色々なものや人をカタにハメたがるものだ。この子はそれを飛び越えていたらしいのである…。

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下のリンクは、今週DVDで観た映画です。一言でいうと、若い男女のラブストーリーなのですが、ふたりはいずれも、骨肉腫と末期癌という病魔を抱えて生きているのです。残された時間が少ない(しかも、いつまで残っているのかも分からない)中で、ふたりはある決断をして旅に出るのです。さて、この彼と彼女の運命は…?
僕は、この映画の存在を、英語学習アプリ「Voscreen」で知りました(このアプリについての投稿は、こちら)。そのアプリの中で、ワンシーンがほんの数秒間だけ登場したのですが、すぐにこれは良い映画だということが分かったのです。果たせるかな、実際に観てみると、素晴らしい作品でした。
僕は最近、米国の映画をDVDや配信などで鑑賞する際には、メモを取りながら観ています。面白い言い回しや語彙が登場したら、すかさず書き取っておくのです。それを後でまとめておき、英語学習のひとつの記録としています。すると、本や教材などでは見かけることが少ないような、生の英語のリストが出来上がるのです。こうした英語の勉強法も、たまには面白いのではないかと思っています…。

『きっと、星のせいじゃない。』 (Blu-ray)
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