10年近くも使い続けている愛用のiPad mini2を遂にバッテリー交換。そのために遥々、あの街へ赴いたのだ…

トップの写真は、もう先月のことになるけれども、2月の末日に撮影した夜半の月である。
上弦の半月を一日過ぎたところであった。この日はシーイングが良く、クレーターも比較的きれいに写ったと思う。このブログでまだ取り上げていなかったことに気づき、折角なので今回トップに持ってきたというわけなのであった。


さて、先日は、都内へ赴いてiPad miniのバッテリー交換をして貰った。このブログの執筆にも用いている僕のiPad miniは彼此10年ほど前に発売された「2」である。僕はこれを8〜9年くらい使い続けているだろうと思う。
サイトの表示などの処理が遅くなってきたという感触はあれども、画面はまだまだよく写り、文字入力などにも特に支障は感じない。ただ、ホームボタンが陥没してしまっているので、それは画面上に出しているボタンで代用している。

最大の困りごとは、バッテリーの消耗具合であった。しかし、もう消耗などという生易しいレベルではなく、冬の間などは充電ケーブルをただ繋いでいても起動しない。こたつで一旦、少々温めてやり、バッテリーを活性化(?)させる必要があるのだった。
しかも、こたつから出して使用している最中に、室温に馴染んで多少冷めてくると、即座に落ちるのだ。そして、またこたつに入れて温める…の繰り返し。酷いときには、5分と経たずに落ちるのだから手に負えないw これはもう限界であろうと思ったのであった。

いっそ、iPad miniを新機種に買い換えるということも考えたのだけれども、それは英検1級を取得した際のご褒美として取っておきたいので、まだ時期尚早なのだ。そこで、バッテリー交換によって、当座を凌ごうと思ったというわけなのである。
僕は、Androidタブレットのバッテリーや液晶を見て自分で交換したことがあるけれども、iPad miniは本体の密封性が極めて高いため、開腹作業そのものが非常な手間とリスクがあるだろうことは想像できた。そこでショップに依頼することにしたのだった。

ネット検索をして幾つかのショップのサイトを見て廻り、池袋のある店舗に決めた。料金が比較的手頃なのと、レビューも決して悪くなかったからである。説明を読んで、どうやら即日対応してくれそうだという期待もあった。
今週、塾の仕事も空手の稽古も入っていない曜日を選んで、池袋まで出向いた。晴れた日の午後は、街に人出が多かった。学生服の胸のあたりに赤い花をつけた高校生の一団も見た。この日が卒業式だったのだろう。袴姿の大学生もいた。

ショップに行くと男性がひとり店番をしていた。おそらく40代の幾分覇気のない印象の人であった。会話の最中はいつも伏し目がちで決して視線を合わせようとはしない。しかし信頼できそうな感じである。店内には、カウンターとソファ椅子が其々ひとつ。
店の男性は僕の差し出したiPad miniを手に取って眺め渡しながら言った。「iPadの修理は別の場所でやっているので、即日対応の締め切りは2時半なんです」初耳であった。いまは3時半前。サイトに書いておいてくれれば、あと1時間早く来たのに、と僕は思った。

預けてくれれば明日の午後には返すことが出来ると言う。その日は夜から空手の稽古に行くつもりだったので、出来ることならば遠出はしたくないと思った。でも仕方がない。池袋まで連日往復ということになるけれども、iPad miniを復活させるためである。
時あたかも、別の男性店員が出入りしていた。預かり品などを取りに来たらしい。この人が修理に持っていくので明日お渡しできます、と伏目の店員は念を押すように言った。分かりました、と僕はまた翌日に訪問する旨を告げてiPad miniを置いて行くことにした。


(投稿日に撮影した月。風があるせいか月面の周りに靄がかかっています)

池袋は僕が大学生の頃にいちばんよく訪れた街のひとつで、いまでも見るべき場所が多いと思っている。例えば、本屋、CDショップ、雑貨や食料品の店、映画館やプラネタリウムなどなど。そこで、帰宅する前に洋書が置いてある本屋へ立ち寄ることにした。
この書店に来るのは、昨年の英検1級勉強会グループのオフ会以来である。そのグループでは気の会う仲間が出来て、今でもなお交流が続いている。そんなささやかな思い出の残っている場所でもある。今回の再訪でも、僕は洋書のフロアを見て回った。

目当ては、空手に関して英語で書かれた本である。日本についての様々な書籍が置かれた棚に、空手の本は3冊ほどあった。ひとつは沖縄空手に関するもの。あとの2冊は、伝統派空手に関する基本ガイドである。いずれも割と安価であった。
僕は、その2冊を読み比べて、もし買うのならばどちらにしようかと検討した。片方は1000円程だけれども、図版が少ない。もう片方は1700円程で、写真が多く載っていて空手のフォームを見て理解することも出来るようになっている。買うならば後者だと思った。

僕は、いずれ空手のことを英語で説明できるようになるために、こうして洋書を通じて用語や専門的な言い回しを覚えていこうと思っている。写真が多く載っていれば、用語と実際のフォーム等との関連が理解しやすく役に立つだろうと考えたのである。
取り敢えず、この日は本の選定だけ行って、購入は後日に回そうと思った。ネット上での本のレビューなども参考にしようと思ったからだ。でも、目星がついたので来てみて良かった。あとは、別のフロアで英語の学習書や辞書を見て回った。

書店を後にして、うちへのお土産として宮城県のアンテナショップへ出向き、ずんだ餅と焼肉用の厚切り牛タンを買って帰った。実は、遡ること10日ほど前、筋トレの最中に尻もちをついて、尾てい骨を床に酷く打ち付けたという出来事があった。
それ以来、どうもお尻のあたりに痛みが残って、長時間歩くのは少し辛い感じもしたのだけれども、それでもこの日は池袋の街の中を歩き回ってしまったのであった。案外と僕は頑丈なのかも知れないw

さて、翌日になり、再び池袋へ赴いて、バッテリー交換を依頼したiPad miniを引き取ったのである。この日の出来事も勿論、ブログにしたためておきたいのだけれども、紙幅が尽きてきたので、つづきは次回の投稿に譲りたいと思うのだ…。

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僕が買うことにしようと思った空手の本は、こちらです。最初の章には伝統派空手の始まりや歴史についての説明があり、これもまた勉強になります。外国の人に空手の成り立ちを説明する際の参考となることでしょう。以降は、手足の基本的な構え方や使い方の説明などが順を追って続きます。見たところでは、僕が通っている松濤館流の内容に沿っているので、ピッタリだという気がしました。レビューも5つ星が多いです。割と安価でこの情報量は抜群のコスパと言えるかも知れません。やはり買っておくべきだと感じたので、早速ポチっておきました。届くのが今から楽しみですね。

「The Essential Karate Book: For White Belts, Black Belts and All Levels In Between」(洋書)
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