遅ればせながら、ChatGPTを使ってみた。それは、むかし懐かしいアノ時の記憶と感触を手繰り寄せるような感じがしたのだ…

トップの写真は、近所の桜並木をズームで撮ったもの。ニコン P900で数日前に撮影。

既にたくさん咲いているように見えるけれども、樹によってはまだまだ蕾の方が多いものもある。毎年そのような光景を見るにつけ、ソメイヨシノは個体差が激しいのかな?とも感じるのだけれども、どうなのだろう。

この桜並木の根元には菜の花が、こちらはもう満開に咲き誇っている。桜の開花を今や遅しと待ち侘びていたかのようである。黄色の花々にはモンシロチョウが一匹、ひらひらと飛んでは止まって翅を休めていた。

菜の花の黄色と桜のピンクがかった白のコントラストによる競演が今から楽しみである。そのとき、僕は今年もまた多数の写真を撮り歩き、昨年のようにコラージュした一枚を再び作成するかも知れない。もしそんな時間があれば…だけれども。


さて、こちらは先週末に撮影した。その前の週から既に咲いていた桜なので、早咲きなのだろうと思う。生憎の雨の日だった。よく見ると、花弁や枝から雫が膨らみ溢れ落ちようとしている。

もう少し歩みを進めると、野良ねこをよく見かけるスポットがある。ここにいるねこは以前の投稿でも少しご紹介した。白黒模様と長毛のねこが一匹ずついるのである。
でも、この日は白黒のねこしか見かけなかった。口にチャップリンのようなチョビ髭っぽい模様があるので、僕はチョビと密かに呼んでいる。

チョビは、もの欲しそうにお座りをしながら佇んでいた。僕が近寄ると、ハッと気がついたかのようにトットットとあちらも寄って来る。割と人懐っこいねこなのである。僕がバックの中をゴソゴソ手探るや、何か貰える!と確信するのだろうか、鳴いた。

キャットフードを一掴み撒いてやると、ポリポリと食べ始めた。野良の割には幾分太っているので、きっと何処かでご飯が貰えているのだろう。

それにしても、相棒の長毛ねこが見当たらない。そちらは毛並みがモフモフしているので、モフモフ・ラフマニモフ。でもこれだと長いので、短くモフと呼んでいるのだw 何処にいるのかな?


さて、近頃、世の中はChatGPTが流行っている。言わずと知れた、AIとの対話を楽しめるシステム(チャットボット)というかサイトなのだけれども、僕も遅ればせながらサインアップして色々と試してみたのである。


(出典:「OpenAI」)

思えば中学生の頃、彼此30年以上も前のことだけれども、部活の遠征の帰りに、ちょっと大きな電器店の店頭にマイコンが展示してあった。今で言うパソコンのことである。当時は現在のようなGUIベースではなく、専らテキスト(英字かカタカナ)入力だった。
一緒にいたT君が「おっ、マイコンがあるぞ。これ何でも答えてくれるんだ」と息巻いた。彼は自称「マイコンに詳しい人」なのである。「みんな見てろよー」とばかりにキーボードを叩いて文字を入れる。「ウチュウジンハ イマスカ?」

そう入力してリターンキーを押す。すると画面には「ok.」と出た。この当時のパソコンは特段のエラーが見つからない限りは、このようにして何に対しても無味乾燥に「ok.」と返すものなのである。しかし、僕も含めてまだそのことを誰も知らなかった。
「おおっ、オーケーだってよ!宇宙人、いるってことなんじゃねーの?」と盛り上がる我々w 昔の中坊はマイコンと人工知能の区別がまだついていなかったのである。遠くにいた店の方々はきっと、こんな僕たちを生温かく見守っておられたことであろう…。

さてさて、そんな時代から幾星霜。とうとう誰にでもAIとの対話を楽しめる日がやって来たのである。試しに早速、くだんのT君がマイコンに打ち込んだのと同じ質問をChatGPTに投げかけてみた。

僕:宇宙人はいますか?

以下の囲みは、僕に対するChatGPTからの返事である。画面にはカーソルが黒く表示されて一文字ずつ出力されて来るのが、如何にも昔のマイコンの挙動を彷彿とさせて何ともノスタルジックだ。まさか、それを狙った表示系なのかな?…なーんてねw

現在までに、科学的に確認された宇宙外生命体の存在はありません。しかし、私たちは宇宙の広大な範囲を考慮すると、地球外生命体が存在する可能性が高いと考えられています。宇宙探査や観測技術の進歩により、将来的には宇宙外生命体の存在が発見される可能性があるとされています。

ChatGPTは元々、英語ベースで開発されたと思うのだけれども、こうして日本語表示でも自然で淀みのない文章を書き出してくれる。「ok.」の時代からは隔世の感があるなあ、と当然ながらそんな感慨もあるのだ。実に面白い。

それから更に様々な質問をしてみた。時折、サイトが混雑しているせいだろうか、英語で「また後でお試し下さい」といったようなエラーが返って来てしまうことがある。そうなったら画面をリロードしなければ解消されず、それがやや面倒である。
しかし、それ以外は概ね快適で、AI君は実に模範的で規範的、かつ客観的な回答を与えてくれる。個人の事情や主観的な内容を期待した返事は出来ないようだけれども、一般論を知りたいのならばChatGPTを利用するのはアリだろうと思った。

ただし、AI君自体の知識レベルには、ジャンルによってまだまだ偏りがあるようで、例えば僕の好きな作家である森博嗣センセイや、新約聖書学者である田川建三博士について軽く訊いてみたところ、全く事実とは異なる返事が来たのであった。
どうやら、余程の有名人でない限りは、プロフィールなどのデータが十全に揃っておらず、半ば想像(?)で文章を組み立てて回答してしまうようだ。これは、他の種類の質問に対しても同様なのかも知れない。

つまり、単に知識を問う程度のことであれば、まだまだ普通のネット検索の方が正確な答えを得ることの出来る公算が大きいのだろうと思う。そうではなく、あくまでも対話や相談の相手として楽しむ分にはChatGPTは相応なのではないか、という気がしたのである。

そんなわけで、いま少しハマってますw ChatGPTについては、今後も折に触れて取り上げてみたいと思っています…。

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いま、自分自身のリスニング力の立て直しの一環として、ニュース英語をディクテーションするという方針の英語学習書を何冊も並行して取り組んでいます。米国ABCやCNN、英国BBCなど海外ニュースの英語はいずれも読み上げていくスピードが比較的速く、英語の耳や脳が鍛えられる感じがしますね。その甲斐あってか、以前から頻繁に視聴していた英語ニュース系のYouTube動画が、近頃はかなりスイスイと理解できるようになって来ました。何というか、聞いている端から英文として頭の中に入って来て、即座に(英語のまま)内容が理解できる感触です。以前は、単語レベルの連続で聞こえて来て、時折「ん?」と一瞬考えなければ文意を理解できなかったように思うのですが、それに比べるとだいぶ上達してきているように思うのです。
そういったニュース英語をディクテーションして学習するための書籍は既に幾つも出版されているのですが、僕の知る限り、過去10〜20年の間に刊行されたものが多く、新品では入手困難になっているものも少なくありません。僕はネット上の中古書店やオークションなどを利用して購入しています。下のリンクは、そのような1冊(2012年刊)で、書名には「英字新聞」とありますが、付属のCDを利用して穴埋めディクテーションを行う問題が巻末に掲載されているので、僕のようなニュース英語の聞き取りを目的とした学習にも利用することが出来ます。
最近はどうも、こういったニュースから英語を学ぶという目的の学習書が極めて少ないように思うのですが、各出版社さまにおかれては、最新のニュースを用いた英語学習書のラインナップを充実させて頂きたく、是非ともお願いしたいところであります…。

『キーフレーズ先取り式 英字新聞が頭からどんどん読みくだせる! ビジネス・経済 (CD BOOK)』
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