New Entry Period–October ’74

All Songs from American Top 40

volume 25: New Entry Period–October ’74

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0506 You Ain’t Seen Nothin’ Yet-Bachman-Turner Overdrive74.10.05 : 28,22,17,3,2,1,12,34,8,8,12,23(859/1535)

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邦題「恋のめまい」。彼らの代表作である。いうまでもなくスピード感あふれるサビの部分での印象的なRandyのどもったようなコミカルなヴォーカルがこの曲を魅力的にしている。この曲にはずいぶんとはまり、初めて輸入盤でアルバム「Not Fragile」を買った。A面に印象的な曲が集まり、B面はほとんど聞くことがなかった。それにしてもこの曲のチャートアクションはひどい。

0507 Whatever Gets You Thru the Night-John Lennon
74.10.05 : 33,24,18,12,6,3,1,12,21,40,40(684/979)
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Elton Johnとの競演で話題になり(Eltonの方が声が大きい?)、曲の良さも相まって大ヒットとなり、あの「Imagine」でもなしえなかったNo.1に輝いた。アルバム「心の壁、愛の橋(Walls & Bridges)」は,ヨーコとの別居中に書かれたこともあり、淋しい曲が多いのだが、この曲は楽しいロックナンバーである。歌詞も、長年のJohnのモノの見方が詰め込んであり、ファンには最高の贈り物となった。
なお、これは私の邪推なのだが、翌年のPaul McCartneyの大ヒット「Listen to What the Man Said」の「the man」とはJohn Lennonのこの曲にイメージをおいていたのではないだろうか。「あの男も言ってただろ、愛は育てるに値するって」などという歌詞に長い確執の後、存在を認めた姿を(勝手に)感じたのだが。

0508 Give It to the People-Righteous Brothers
74.10.05 : 34,26,20,20(146/733)
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前作「ロックンロール天国」の熱さがさめやらぬうちにシングルカットされたこの曲も、暖かさにあふれたナンバーである。

0509 Carefree Highway-Gordon Lightfoot
74.10.05 : 35,28,22,17,13,10,10(328/1273)
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地味な曲だが、聞くほどに良さがにじみでてくるような名曲である。ひとつひとつの言葉の選び方がていねいで、水墨画を見ているときのような心のやすらぎを覚える。やはり、カナダは水が違うのかな、というのはよくわからない話だが、それにしてもこの曲の10位から突然の圏外ダウンはあんまりである。

0510 Straight Shootin’ Woman-Steppenwolf
74.10.05 : 36,29,29(89/89)
まさかSteppenwolfが生き残ってくるとは思わなかった、とは当時の湯川さんの言葉だが、まさに同感で、ノリの良いハードロックだが、時代的にはやや狂い咲きの感はあった。

0511 Do It (‘Til You’re Satisfied)-B. T. Express
74.10.05 : 38,30,24,18,14,7,2,2,4,4,6,10,22,36(885/885)
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ファンク系の中でもアンサンブルに重点を置いたバンドで、単純な繰り返しが印象的に演出された曲。74年という時代の最先端を行っていた感が強い。

0512 Kings of a Party-Brownsville Station
74.10.05 : 39,31,31(82/823)
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名曲「隠れ煙草」から約10ヶ月、実はこの曲の前にGary Glitterの「I’m the Leader of the Gang」を手がけていて、もう少しでTop40入り(最高位48位)しそうだったのだが、結局最後はコミックバンドのようになってしまい、もうひと花咲かすことはできなかった。

0513 Back Home Again-John Denver
74.10.05 : 40,23,19,14,11,5,5,9,14,29(529/3063)
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帰郷モノの大家の本領発揮で、はっきり言ってここまでアケスケにされると「はあ、よかったですね」という以上のものは出てこない。まあ、「It’s a little thing that make a house a home」など印象的なフレーズはあるのだが。(良質な英語の教材といえよう)

0514 My Melody of Love-Bobby Vinton
74.10.12 : 33,27,21,17,6,3,3,7,7,19,34(640/640)
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ミスター・ブルーという愛称付きで、悲しい歌をたくさん60年代にヒットさせたBobby Vintonの復活だが、この曲は、実に素直なメロディで、優しく歌っている。途中でイタリア語(本当か?)らしい歌詞が大幅にフューチャーされ、独特の雰囲気を作っている。

0515 The Need to Be-Jim Weatherly
74.10.12 : 34,28,22,18,14,13,11,29(347/347)
Gladys Knight & the Pipsの一連のヒットの作者としてスポットライトを浴びた彼が、勢いをかって自分で歌ってしまいました。やめておけばよかったのに(この曲も、曲はいい)。

0516 Devotion-Earth Wind & Fire
74.10.12 : 35,33(54/250)
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前作のファンク路線から一転したスローな作品だが、まだ、アーティスト・パワーが育っていなかっただけに大きなヒットには結びつかなかった。

0517 Overnight Sensation (A Hit Record)-Raspberries
74.10.12 : 36,30,24,20,18,38(204/883)
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Osmondsの「Let Me In」をややハードにしたような大仰なロックバラードでA Hit Recordというには少しおこがましいが、アーティストとしては既に死に体に近い状況にあっただけに、一応の成功をした曲となっている。

0518 Higher Plane-Kool & the Gang
74.10.12 : 37,37(48/1596)
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前作までと違い、「わかりやすさ」に欠けてしまった。時代は非常な追い風だったのだが、低迷期に向かって足をつっこんでしまっている。残念。

0519 Everlasting Love-Carl Carlton
74.10.12 : 38,32,26,19,11,9,6,6,14,36(486/486)
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原作は67年Robert Knightのナンバーだが、何度もリメイクされているので非常に有名なナンバーである。Carl Carltonのこのバージョンは、リズミカルなソウルボーカルものとしてヒットした。なお、Carlは9才の時にデビュー、この時点で22才になっていたが、その後81年の「She’s a Bad Mama Jama」までまた、長い低迷に入ってしまう。

0520 Honey Honey-Abba
74.10.12 : 40,34,27,27(116/693)
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前作「Waterloo」がどちらかというとAbbaらしくない仕掛けの大きなナンバーだったが、この曲はいかにも彼ららしい楽しさを前面に出した作りになっている。まだ、アーティスト・パワーが育っていない段階だったため、この程度のヒットにとどまった。

0521 I’ve Got the Music on Me-Kiki Dee Band
74.10.19 : 36,30,24,19,17,13,12,18,29,37(401/401)
エルトン・ジョンの秘蔵っ子であり、「恋のデュエット」でも有名なKiki Deeの、これが唯一の単独でのヒット曲である(クレジットはBand付きなので厳密にはソロではないのだが)。この曲の良いのは、きちんとしたロック・ナンバーになっていることである。今聞いても古くささをあまり感じない。邦題は「歌は恋人」。

0522 The Second Avenue-Art Garfunkel
74.10.19 : 38,34,34(77/596)
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地味で玄人好みなバラードを好んで歌うようになったのがこのころのArtの選んだ道だった。透明感のある声がいつでも印象的である。

0523 Longfellow Serenade-Neil Diamond
74.10.19 : 39,29,22,13,7,5,5,13,22,35(502/1063)
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70年代の彼のヒット曲の中でもっとも躍動感にあふれたナンバーで、メロディも歌詞も印象的な曲。「Let me make your dream come true…」からサビの部分に盛り上がっていくところが特によい。

0524 When will I See You Again-Three Degrees
74.10.19 : 40,32,26,20,16,8,3,3,2,4,7,17,28(809/809)
日本で先行して発売、既にヒットしていた「天使のささやき」であり、72年以降ではこれが彼女たちの唯一のTop40ヒットだが、70年、まだギャンブル&ハフに見いだされる前、「Maybe」という曲が29位まで上昇している。「荒野のならず者(Dirty Old Man)」はHOT100にも登場していない。

0525 Love Don’t Love Nobody, Part 1-Spinners
74.10.26 : 31,23,17,15,31(198/2582)
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チャートに登場した週数は少なかったが、この地味な曲がよく15位まで上昇したものである。Spinnersが暗中模索状態に陥っていたころの代表的なナンバーである。

0526 So You Are a Star-Hudson Brothers
74.10.26 : 35,29,23,23,21(174/174)
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知る人ぞ知る名曲である。Hudson BrothersはTVの子供向けのコメディ番組のホストとして人気が出たが、この曲はいたってシリアスであり、メロディ、歌詞とも印象的。(77年の「You Don’t Have to Be a Star」はこの曲と同じ発想。あえてパクったとまでは言わないけど)

0527 I can Help-Billy Swan
74.10.26 : 36,25,15,6,1,1,2,3,9,21,31,40(965/965)
確かにいい曲だとは思うが、なぜこの曲がこれほど大きなヒットになったかわからない部分がある。74年の後半では、特に1位から転落後も例外的なほどロングセラーになり、また、数少ない2週連続1位となった。彼にとってはTop40唯一のヒットである。エンディングの終わりそうで終わらないフレーズは「しつこい」の一言。

0528 Rockin’ Soul-Hues Corporation
74.10.26 : 37,30,22,18,18(186/915)
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典型的な「2匹目のドジョウ」狙いにいって、典型的にこの曲で沈没してしまった。(正確にはこの曲の後「Love Corporation」という、何ともいやな予感がするタイトルの曲をカットし、62位を記録している)

0529 Distant Lover-Marvin Gaye
74.10.26 : 38,28,28(89/2395)
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涙無しでは聞けないほどの名唱である。アルバム「Let’s Get It On」の中で聞いたときは、それほどではなかったのだが、このライブバージョンでのMarvinの「肉声」には、本当に遠く去ってしまった恋人への想いがあふれでて来るようで胸を締め付けられる。特に後半部の「Please…Please…」という叫び、これを聞けるだけでこのライブアルバム「Marvin Gaye Live」を持っている価値はあると言えよう。

0530 Wishing You Are Here-Chicago
74.10.26 : 39,31,25,19,15,11,11,15,33,34(411/2988)
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Beach Boysとの競演で話題になった「渚に消えた恋」。これまでのChicagoのすべてのシングルのどれにも似ていない。中間部のRobert Lamnのピアノに導かれるパートが印象的で、幻想的な雰囲気さえ醸し出している。Peter Ceteraの曲で、ギターはPeter Ceteraとプロデューサーのガルシオ、ベースがTerry Kathとパートを交換している。

0531 People Gotta Move-Gino Vannelli
74.10.26 : 40,32,24,24,22(163/163)
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78年、「I Just Wanna Stop」の大ヒットで一躍脚光を浴びることになるGino Vannelliの、どちらかというと影の薄い出世作である。ただ、曲自体の魅力は大きく、一瞬Stevie Wonderかと思うほどソウルフルなナンバーである。

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