All Songs from American Top 40
volume 30: New Entry Period–March ’75
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- Entry Number,Title-Artist
- New Entry Date : Chart Action from new entry
- (Points/Total points of the artist)
0619 I’ve Been This Way Before-Neil Diamond75.03.01 : 34,34(54/1117)
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- Neil Diamondらしい重厚なバラードで、歌われている内容も人生に深く触れるものになっている。隠れた名曲といえよう。
- 0620 (Hey Won’t You Play) Another Somebody Done Somebody Wrong Song-B. J. Thomas
- 75.03.01 : 36,27,22,16,11,8,6,2,1,2,3,10,20,37(1021/1021)
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- 「今夜は淋しくてたまらない。だから、どこかの誰かがおれと同じようなヘマをしたっていう悲しい歌をやって、みんなを泣かせてくれ。」という内容の歌である。当時、歴代のNo.1ヒットの中でもっとも長い(しかもよくわからない)タイトルを持った歌ということで有名だったが、実はこんな悲しい意味を持っていたのである。邦題「心に響く愛の歌」。
- 0621 I Get Lifted-George McCrae
- 75.03.01 : 37,37(48/891)
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- 前作のわかりやすさ、軽さが消えて印象に乏しかった曲。もともとはB面扱いだった。
- 0622 Chavy Van-Sammy Johns
- 75.03.01 : 38,31,24,20,16,12,8,7,6,5,15,25(624/624)
- さわやかなフォークロック系の音で、どんな内容の歌かと思っていたらカーセックスの歌だと言うことでびっくり。実質この曲の一発屋。ミリオンセラーになっている。
- 0623 Emotion-Helen Reddy
- 75.03.01 : 39,31,25,22,35(153/5163)
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- Helen Reddyにしては他に例がないほどの正統な大作指向のバラード。エンターテイナー路線といってしまってもいいのだが、陰影のあるいい曲である。もちろん後年のSamantha Sangとは同名異曲である。
- 0624 Part of the Plan-Dan Fogelberg
- 75.03.01 : 40,35,31(77/77)
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- とにかく下積み時代が長い人で、70年代初頭にはVan Morrisonと一緒にやっていたこともあり、この75年、Eaglesの前座をつとめたことでやや名前が知られるようになった。その後、70年代も最後の頃になって次々とシングルヒットに恵まれるようになるのだが、それはまた別の話になる。
- 0625 Once You Get Started-Rufus
- 75.03.08 : 28,23,17,13,11,11,18(341/1540)
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- スピード感あふれるナンバーで、Chaka Khan初期の傑作といえよう。とにかくデビューしたての頃からただ者でない雰囲気が漂っていた。
- 0626 Harry Truman-Chicago
- 75.03.08 : 33,27,21,17,13,13,38(285/3273)
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- 久々のRobert Lamnの作品で、日本への原爆投下を決めた大統領であるHarry Trumanを賛美した内容だったため(別に原爆をもう一度といってるわけではないのだが)、日本人のファンからクレームが送られ、この曲に対するプロモート活動のほとんどが中止されるという「いわくつき」の曲になってしまった。要するに昨年以来の経済的な低迷を打破するには強力なリーダーシップを取ることの出来る指導者が必要だ、といいたかったのだろうが、サウンド自体もややオールド・タイム・タッチなものになり、全体がシカゴの、というよりRobert Lamnの変質を感じさせた。政治的なメッセージの内容よりも、この曲に関してはその点が気になった。邦題は、「拝啓トルーマン大統領」。
- 0627 Emma-Hot Chocolate
- 75.03.08 : 36,29,23,19,15,11,9,8,19(430/430)
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- 重いリズムに乗って展開されるストーリー性の高い世界で、イギリス出身のソウル色の強いロックである。最後の絞り出すような「Emily!」という叫びにはゾクゾクっとするものがある。隠れた名曲のひとつといっていい。
- 0628 Supernatural Thing, Part 1-Ben E. King
- 75.03.08 : 38,30,24,20,16,12,6,5,21(436/436)
- 59年にDriftersの「There Goes My Baby」、61年ソロでの「Stand by Me」、そしてこの曲のヒット、86年に突如「Stand by Me」がリバイバルして9位と、非常に長いキャリアとチャート実績をもったアーティストとなった。この曲は「Your love,your love,it’s supernatural thing」という繰り返しが妙に説得力があり、歌唱力が曲を生かしている。
- 0629 Before the Next Teardrop Falls-Freddie Fender
- 75.03.08 : 40,32,26,21,17,14,10,7,3,2,2,2,1,7,19(1138/1138)
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- 75年時点でまだ15才だった私にはこの曲はなんともジジくさく響いたものだった。曲そのものはカントリー色が強いのだが、Freddieの声は独特の堅さがあり、なじみが薄かった。今私も2児の父親になり、この曲の良さを理解できる。邦題「涙のしずく」、不器用に暖かく歌われる愛のメッセージである。
- 0630 Philadelphia Freedom-Elton John Band
- 75.03.15 : 35,11,3,2,1,1,2,4,7,11,15,12,10,9,8,18,28,34(1462/8273)
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- 広大なアメリカの大地がよく似合う、Eltonの実にスケールの大きなロック・ナンバーである。この曲のキーワードはもちろん「自由」で、Skyline Pegionで「Fly away,Skyline pegion fly,toward the dreams you left so very far behind」と歌ったdreamsがここに開花しているような気さえする。当時、すでにEltonのファンだった私にとっては、この曲こそ「好きでいて良かった。Elton、どうもありがとう」というほどのインパクトがあった。今でも元気のないときなどこの曲を5回ぐらい続けて聞くと元気を取り戻すほどである。
- 0631 Butter Boy-Fanny
- 75.03.15 : 36,30,30,29(119/119)
- 女性によるロックバンドのはしり、といえないこともないのだが、すでに71年には「Charity Ball」という曲を最高位40位まで送り込んでいた。いずれにせよ影が薄い。
- 0632 The South Is Gonna Do It-Charlie Daniels Band
- 75.03.15 : 37,29,29(88/515)
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- 土の臭いが充満しているようなサザン・ロックの本領が発揮されたナンバー。この時点でCharlie Danielsはすでに38才。典型的な遅咲きのスターとなっていくのだが、この曲はそれほど成功していない。
- 0633 Walking in Rhythm-Blackbyrds
- 75.03.15 : 38,28,22,18,15,12,10,8,6,6,16,40(604/604)
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- 歯切れよくさわやかなコーラスが印象的な曲で、実質彼らの唯一の大ヒットとなった。というより、この曲の印象が強すぎて、その後、結構充実した作品をリリースしていったにも関わらず評価されなかった感がある。リード・ヴォーカルの声がもう少しインパクトが強いとだいぶ違ったのだろうが。
- 0634 Satin Soul-Love Unlimited Orchestra
- 75.03.15 : 40,32,26,22,22(163/1250)
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- 一時の熱狂的なBarry Whiteのブームも、75年にはいるとやや落ちついてきたのか、それほど大きなヒットにはならなかったが、このタイプのインストゥルメンタル作品としては成功したといえよう。
- 0635 Shining Star-Earth Wind & Fire
- 75.03.22 : 31,25,20,17,14,11,7,5,4,1,8,13,16,29(919/1169)
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- 来た、という感じでこの曲でついに大ブレイク、一躍トップスターの仲間入りをしたと同時に日本でもディスコ・サウンドをメジャーに押し上げた曲でもある。スケールの大きな曲の展開を持ち、曲の終わり方も印象的だった。
- 0636 What Am I Gonna Do with You-Barry White
- 75.03.22 : 33,27,14,9,8,9,22(356/3422)
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- 一気に火がついてサッとチャートから消えていく、スター特有のチャートアクションとなった。「Can’t Get…」に似た展開の曲。それにしてもBarry Whiteのヒット曲には長いタイトルの曲が多い。
- 0637 L-O-V-E (Love)-Al Green
- 75.03.22 : 34,24,19,16,13,13,18,22(355/3011)
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- 前作「Sha-La-La」の流れを組んだ、どちらかというとあっさりとしたナンバー。やはり継続してテンションの高い作品を発表し続けるのは難しいのだろう。ヒットメーカーとしての全盛期は過ぎてしまった感がある。
- 0638 Long Tall Glasses (I Can Dance)-Leo Sayer
- 75.03.22 : 35,28,23,20,15,12,9,9,20(423/423)
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- 明るいメロディーに乗せてものすごく悲しい歌詞を歌うLeo Sayer。アメリカでもやっとこの曲でTop40入りを果たした。ところでこの曲の収められたアルバム「Just a Boy」は、全体にナイーブな感性をていねいにつづった優れた作品が多く、Leo Sayerをもっとも端的に語っているのだが、この日本盤に収められている松宮英子さんの対訳がまた素晴らしい。かなり意訳が多いのだが、Leo Sayerの感性をしっかりと自分の言葉で引き継いでいる。
- 0639 The Bertha Butt Boogie (Part.1)-Jimmy Castor Bunch
- 75.03.22 : 36,31,25,25,20,16,16,37(293/293)
- 72年、知る人ぞ知るNoveltyナンバー「Troglodyte」でTop10ヒットを放ったJimmy Castor Bunchのスマッシュヒットであり、この曲も実に「濃いい」作りになっている。
- 0640 Jackie Blue-Ozark Mountain Daredevils
- 75.03.22 : 39,32,26,21,16,14,6,4,3,3,17,28(676/832)
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- 彼らの代表作で、コンパクトによくまとまったナンバーである。ところで、daredevilsとは「向こう見ず」という意味で、なんとも間が抜けた感じなのだが、もう少ししゃれたグループ名にしておけば、その後のWest-Coastブームに乗れたかもしれないと思うような音になっている。
- 0641 Wolf Creek Pass-C. W. McCall
- 75.03.22 : 40(21/21)
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- Spoken Record「Convoy」の、C. W. McCallの初のTop40ヒットである。この後、まさかNo.1ヒットを放つとは思わなかった。
- 0642 He Don’t Love You (Like I Love You)-Tony Orlando & Dawn
- 75.03.29 : 33,27,23,5,3,1,1,1,7,16(1002/4422)
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- 1位を3週連続した割にはあっという間にTop40から消えてしまったナンバー。Jerry Butlerの60年のヒット曲(このときのタイトルは「He will Break Your Heart」)であり、Elektra移籍第1弾ということも加味してこれだけのヒットに結びついたのであろう。邦題は「恋のシーソーゲーム」、もちろん日本でははやらなかった。
- 0643 It’s a Miracle-Barry Manilow
- 75.03.29 : 34,28,24,21,17,13,12,24(336/1116)
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- 前作の「重厚なバラード路線」から一転、軽いエンターテイナー・ポップス系の作りになっている。第2弾にこの曲を持ってきたことは驚きとも言えるがそれだけ最初から大物だったのである。
- 0644 Tangled Up in Blue-Bob Dylan
- 75.03.29 : 39,31,31(82/543)
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- Dylanといえば、シングルヒットがどうのこうのという存在ではすでになくなっていたのだが、やはり入ってきてくれるとうれしい。名作「Blood on the Tracks(血の轍)」からのシングルで、邦題「ブルーにこんがらかって」。このアルバム、社会的メッセージが強い「Idiot Wind」の評判が高かったが、「If You See Her,Say Hello」「You’re a Big Girl Now」などのラブソングの出来が素晴らしかった。
- 0645 Killer Queen-Queen
- 75.03.29 : 40,32,26,22,18,14,13,12,12,32(425/425)
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- 70年代後半を代表するBritish RockグループであるQueenの歴史に名高いアメリカでの出世作である。ともに透明感にあふれるFreddieのヴォーカル、Brianの独特のギターワークも見事に息づいている完璧なヒットシングルである。日本でもティーンの女の子などを中心に大ヒットした。
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