New Entry Period–September ’77

All Songs from American Top 40

volume 60: New Entry Period–September ’77

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

1214 Jungle Love-Steve Miller Band77.09.03 : 38,30,26,24,23,23,30(233/4329)

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このあたりから「おかしくなってきた」感がある曲である。かれらのサウンドスタイルのよさは、都会的、未来的なシニカルな部分とジョーク的な部分とのバランスにあったと思うが、そのバランスが崩れてきたような気がする。

1215 The Greatest Love of All-George Benson
77.09.03 : 39,35,31,27,25,24,38(208/734)
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86年にこの曲がWhitney Houstonによって取り上げられ、No.1ヒットになっていなければ、おそらく「隠れた名曲」としてチャートファンの記憶に深くとどまる作品となっただろう。もちろん、今では、「意外なオリジナルヒット」として心にとどまることになったのだが、シンガーとしてのGeorge Bensonの魅力が、大きく花開いた作品である。

1216 I Feel Love-Donna Summer
77.09.03 : 40,29,23,16,14,13,9,8,7,7,6,12,16,28(746/1718)
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75年末の「Love to Love Your Baby」から大きくブランクが開いて、またしてもキワモノ路線での大ヒットである。実はこのDonna Summerという人、内部にかなり深刻でシリアスな感性が感じられることが、その後の言動で明らかになっていくのだが、このころはやっぱりサービス、サービスだった。

1217 Signed Sealed Delivered (I’m Yours)-Peter Frampton
77.09.10 : 33,27,23,22,21,20,19,18,24,39(370/2937)
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残念ながらオリジナルに遠く及ばない。やはり「Show Me the Way」や「Baby I Love Your Way」は出来すぎだったのか。

1218 Daytime Friends-Kenny Rogers
77.09.10 : 36,32,29,28(119/847)
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この時点では、まだ、その後の大活躍など予想できなかった。というより、この曲で28位というのも十分に狂い咲きにあたると思ったのだが。

1219 Cat Strach Fever-Ted Nugent
77.09.10 : 38,34,31,31,30,39(163/163)
当時はヘビー・メタル系のシングルヒットというだけで十分印象的で、30位までしか上がっていない割にはずいぶん騒がれたものである。いうまでもなくサビの部分の単純なリフレインがカッコ良かった。

1220 I Believe You-Dorothy Moore
77.09.10 : 40,36,34,32,28,27,27(203/1229)
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73年のJohnnie Taylorのヒット曲は「I Believe in You」と、信仰の意味合いに強い使い方だが、こちらは「in」のない方。英語もなかなか奥が深く、このへんの使い分けなどたいへん難しい。さて、この曲だが、意外なことに翌年Carpentersがカバーしている(68位どまり)。

1221 Brickhouse-Commodores
77.09.17 : 28,19,16,9,8,7,6,5,14,20,37(609/3027)
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Commodoresの「Lionel Richieのバラード路線」以外のアップテンポな曲では、この曲が最も成功している。個人的にはたいへん気に入っていた曲で、今聞いてもリズムのサクサクしたあたりが非常にかっこ良い。

1222 Heaven on the 7th Floor-Paul Nicholas
77.09.17 : 33,26,24,22,19,14,12,10,8,7,6,6,6,21,31(794/794)
77年には珍しくイギリス出身のシンガー・ソングライターの一発屋なのだが、そこは77年のこと、ウエストコーストのにおいさえ感じられる作品に仕上がっている。ミリオンセラーを記録した。

1223 You Light Up My Life-Debby Boone
77.09.17 : 35,21,15,3,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,*,6,11,22,22,32(2655/2655)
77年に10週連続No.1なのだからやはりこれはとてつもなくすごいことなのである。まさに70年代の代表する大ヒットといって差し支えないだろう。
この曲を聞いてまず連想する日本のヒット曲は小坂明子の「あなた」である。もちろん「あなたという人」への賛辞においてはこのDebby Booneの曲のほうがはっきりと強いのだが、やはりこうした展開こそ万民の心にのこる「王道」なのであろう。
この曲は、これほどアメリカで大きく当たったにもかかわらず、そして日本人向けの曲であったにもかかわらず、売れなかったのはずばり、「恋するデビー」というピントはずれな邦題のせいである。まったくもってこんなタイトルをつけた担当者はクビものである。日本人の感性全体が蔑まれるような気にさえなるではないか。
Debby自体はいうまでもなくこの曲の一発屋となってしまったが、父Pat Booneは偉大なキャリアをもつシンガーであった。センチメンタルな感性をともなった美声による多くのバラードは一世を風靡し現在でも「Rock Era」のアーティストではベストテンに入っているほどである。特に73年10月のスペシャルランキングで3位で紹介されたときの衝撃は大きかった。

1224 Just Remember I Love You-Firefall
77.09.17 : 37,32,30,26,22,18,16,14,12,11,29,37(482/1203)
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ずばり「西海岸の音」そのものの作品で、シングルチャートでは一歩抜け出した感さえあるグループになった。市場規模としては「ELO」のイメージですね。

1225 Another Star-Stevie Wonder
77.09.17 : 38,35,33,32(106/7946)
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以外にポシャってしまったのが不思議な感じさえするのだが、これは明らかにシングルカットの戦術ミスであろう。80年代以降では考えにくいチャートアクションであろう。

1226 Surfin’ USA-Leif Garrett
77.09.17 : 39,33,29,25,21,21,20,31(270/270)
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日本ではローティーンの女の子を中心にすでに人気が出ていたLeif Garrettのアメリカでの出世作である。こうした、「TVタレントから歌手デビュー」みたいないかにもアイドルアイドルした売られ方も、まあ、許しちゃうぞ。それにしてもこの時点でまだ16才、俺より若かったのであった。

1227 The King is Gone-Ronnie McDowell
77.09.17 : 40,28,21,17,15,13,13,20,33(376/376)
カントリー畑の彼の作品が突然このような形で売れてしまった理由はただ一つ、それはこの曲が「Tribute to Elvis Presley」であったからに他ならない。ミリオンセラーも記録している。

1228 Help Is on Its Way-Little River Band
77.09.24 : 37,35,31,26,24,22,18,16,14,14,27(429/596)
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この曲のタイトルが「on its way」だったか「on the way」だったか、やや混乱しているところもあるのだが、最終的な資料では「on its way」になっているようなのでそちらを採用しよう。いやあ、この曲にだまされて「Diamond Cocktail」を買ってしまいました。地味なポップスのオンパレードという感じだったのだが、その後の活躍ぶりにはこちらも驚いてしまった。

1229 Don’t It Make My Brown Eyes Blue-Crystal Gayle
77.09.24 : 38,34,20,13,12,10,8,5,3,2,2,2,4,7,*,16,25,31(1206/1206)
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77年に新たに登場した女性ボーカルの中ではもっとも収穫のあった人であり、曲である。かえすがえすも2位止りだったのが残念で、日本でもかなり人気が高かった。ピアノが自然に響くのがなによりである。ところで、あの「なんとなく、クリスタル」のクリスタルなイメージって、実はこの人の感じだったりして。(まさかね)

1230 She Did It-Eric Carmen
77.09.24 : 39,36,33,29,25,24,23,28(251/1668)
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Raspberriesのイメージがやや残っていて、非常によろしい。やはり、Shaun Cassidyの成功で、やや人間的にも余裕がでてきたのだろうか。

1231 I Wouldn’t Want to Be Like You-Alan Parsons Project
77.09.24 : 40,37,36(70/116)
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まだまだ「難解な」イメージが抜け切っていない。この辺が77年のロックの状況を物語っているといえば言えないこともないが、まだまだ「プログレ」の音をしていた。

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