All Songs from American Top 40
volume 86: New Entry Period–November ’79
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- Entry Number,Title-Artist
- New Entry Date : Chart Action from new entry
- (Points/Total points of the artist)
1710 Take the Long Way Home-Supertramp79.11.03 : 31,23,17,15,13,11,10,10,*,26,35(506/1653)
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- この曲のTop10入りは「健闘」といっていいだろう。受けやすい「ネタ」であることも否定できないところだが。
- 1711 Dreaming-Blondie
- 79.11.03 : 37,33,30,28,27,31(180/1458)
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- あたりはずれの幅の大きなBlondieの、この曲は「はずれ」の方だろう。曲としては必ずしも悪くはないのだが、インパクトには欠けた。
- 1712 Half the Way-Crystal Gayle
- 79.11.03 : 39,31,28,23,21,16,15,24,*,33(358/1927)
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- 彼女のソロとしては最後のTop40ヒットとなるが、82年末、Eddie Rabbittとのデュエット「You and I」でTop10入りを果たしているので、地味なフィールドではあるが、活躍は続いていたのであった。この年の彼女といえば、カントリーシンガーとして初めて中国公演を行ったことで歴史に残っている。
- 1713 Better Love Next Time-Dr. Hook
- 79.11.03 : 40,34,32,27,22,20,18,16,*,15,14,12,12,31(590/4044)
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- 日本ではマーケットが存在しないタイプのアーティストのまま終わってしまった印象が強いが、こうしてヒット曲を並べてみると実に魅力的な曲が多かったと思う。ベスト盤は間違いなく「買い」であろう。
- 1714 Ladies Night-Kool & the Gang
- 79.11.10 : 25,21,17,15,13,11,9,*,9,8,8,13,37,37(732/2400)
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- 復活Kool & the Gangということで、あの74年、「Jungle Boogie」の衝撃から雌伏5年である。昔の彼らの音があまりに鮮烈でかっこよかっただけに、かなり残念といってしまえばそれまでなのだが、80年代を前にしてこの路線での成功は十分に頷けるところである。プロデュースはなんと、あのDeodatoである。客観的に考えて悪いものが出来るわけはなかったのである。
- 1715 Send One Your Love-Stevie Wonder
- 79.11.10 : 26,14,8,7,6,5,4,*,4,4,5,6,14,38(977/9095)
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- 日本では全くといって評価されなかった謎の2枚組アルバム「The Journey Through the Secret Life of Plants」からのシングルカットである。ただし、セールス面の期待を別にして考えると、このアルバム、なかなかの名盤である。特にSide 4は見事で、植物の目を通してみた世界観が歌われる姿にはエコロジーの原点さえ感じる。
ただ、日本人にとってこのアルバムが限りなく不幸だったのは(書きたくもないが)Side 1の最後の小品「Ai No Sono」を西城秀樹がシングルでカバーして、そちらがそれなりに話題になってしまったことであろう。これは、Pink Ladyの「ピンク・タイフーン」に並ぶ愚行である。 - 1716 I Want You Tonight-Pablo Cruise
- 79.11.10 : 35,33,29,25,23,21,19,*,19,25(368/1996)
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- ここのところ、少し地味目な曲が多かったので、本来の「何も考えない」路線に戻して勝負、といったところか。最高位19位は十分納得できるところである。
- 1717 Cool Change-Little River Band
- 79.11.10 : 37,24,20,18,15,13,12,*,11,11,10,32,33(613/3771)
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- 邦題はたしか、「クールな変革」。地味な持ち味が十分に生かされている。Top10にかろうじて入ったというあたりも好感が持てる。
- 1718 Do That to Me One More Time-Captain & Tennile
- 79.11.10 : 38,29,19,14,10,8,6,*,5,3,2,2,2,2,1,2,3,7,13,21,27,31(1747/7527)
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- 「Maskrat Love」の延長上にある作品で、彼女たちの最後のビッグヒットとなった。というより、この曲が最後のTop40ヒットとなってしまっているのである。5週2位のあとのNo.1であり、ロングセラーでもある。
- 1719 I Need a Lover-John Couger
- 79.11.10 : 39,35,33,31,29,28,33(199/199)
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- 80年代を代表するロックシンガーであるJohn Cougar Mellencampの出世作で、まだまだ控えめに歌っている。クレジット名がその後「Cougar」を外した「Mellencamp」に変わっていくため、このHPでも検索名は「Mellencamp」としている。独特の「歌心」を持ったアーティストで、内容のある歌も多かかった。Bruce Springsteenが完全にはじけてしまった完成されたロックを展開しているのに対して、John Cougarの世界には何処までも大人になりきれないナイーブな感性が息づいていた、ある意味で未完成な部分があり、そこがまた魅力である。ただし、この曲においては、アルバムでのロングバージョンは退屈の一言である。もちろん曲自体は悪くないのだが。
- 1720 Escape (The Pina Colada Song)-Rupert Holmes
- 79.11.10 : 40,23,12,6,5,4,1,*,2,1,3,4,6,12,24,28(1395/1395)
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- この月の収穫といっていい曲で、テンポのある曲にのせて、ストーリー性のある歌詞が歌われる。いわゆる「不倫未遂」を歌った内容であり、最後にニヤっとさせるのがミソである。
- 1721 Cruisin’-Smokey Robinson
- 79.11.17 : 36,31,28,24,22,15,*,12,12,6,5,4,4,4,4,7,15(1023/1439)
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- 一度聴くだけでは、何とも気色の悪い曲なのだが、何度か聴いていくうちに独特のサビへのつなぎ方など、快感に変わっていくから怖い。Smokeyの中ではわかりやすい曲で、大ヒットしたのも頷けないこともない。ただ、日本のラジオではかからないタイプの曲ではある。
- 1722 Confusion-ELO
- 79.11.17 : 37,37(48/5147)
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- アルバム「Discovery」からの3枚目のシングルで不発に終わってしまった。やはり前作「Don’t Bring Me Down」が良すぎたのだろうか。ただ、音としてはELOらしい展開を見せた曲である。
- 1723 Dammed If I Do-Alan Parsons Project
- 79.11.17 : 37,37(48/164)
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- ややポップな音に脱皮しようか、といった時期の曲で、まだ、シングルとしては成功していなかった。ただし、アーティストパワーは着実に付き、存在感が生まれ出してきたのもこの頃である。
- 1724 We Don’t Talk Anymore-Cliff Richard
- 79.11.17 : 40,32,20,17,14,13,*,10,9,7,7,13,23,32(702/1358)
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- アメリカでは3年ぶりとなるTop40ヒットで、この曲も親しみやすいメロディにあふれたいい曲だった。
- 1725 Head Games-Foreigner
- 79.11.17 : 30,23,18,16,14,*,14,18,27(407/4638)
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- 「Feels like the First Time」の路線に戻った感がある作品で、ある意味ではForeignerらしい作品なのだろう。しかし、私の記憶では少なくてもTop10はクリアしていたと思っていたのだが、意外にセールス的には成功していなかったのが不思議である。
- 1726 Jane-Jefferson Starship
- 79.11.24 : 34,30,26,20,18,*,16,15,14,28(416/2603)
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- 曲の印象からすると最高位14位は大健闘といえるのではないだろうか。Marty Balinの叙情に満ちたヴォーカルを前面に出した時代が終わり、80年代のストレートなロックの魅力でさらに一花咲かせることになるStarshipの転換期の作品である。
- 1727 Rock with You-Michael Jackson
- 79.11.24 : 35,29,21,12,11,*,3,2,1,1,1,1,5,5,8,14,27,30,38(1667/3304)
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- 前作の成功に続く大成功で、アーティストとしての黄金時代を決定づける大ヒットとなった。曲としても、前作がリズムを前面に出した作りになっていたのに対して、この曲では、メロディの美しさを前面に出して勝負したのも大きかった。80年代最初のスーパースターの誕生である。
- 1728 If You Want It-Niteflyte
- 79.11.24 : 38,37(47/47)
- Disco系の音で、シングルヒットはこの曲だけというアーティストである。アルバムはチャートインしていない。
- 1729 This Is It-Kenny Loggins
- 79.11.24 : 39,35,27,23,21,*,18,17,16,15,12,11,11,16,23,33(690/1495)
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- 前作がどちらかというとStevie Nicks人気に支えられたTop10ヒットだということを考慮すると、この曲こそKenny Logginsのソロとしての最初の成功作といっていいだろう。また、曲の展開なども、ずいぶんと都会的になったものである。やはり、農場指向のMessinaと別れたことの影響が直接感じられる。
- 1730 Pretty Girls-Melissa Manchester
- 79.11.24 : 40,39(43/1482)
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- この曲がチャートインしてきた時は話題騒然だった(といってもTop40研究会のサークルの中の話だが)。これまで、どちらかというとていねいな音の作り方で、上品な作品が多かった彼女にとっては、ロック指向が強く、ひとことでいうと下品系のシングルだったからである。サビの歌い方も「プリチー・ガール」としか聞こえないものだった。
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