New Entry Period–October ’80

All Songs from American Top 40

volume 97: New Entry Period–October ’80

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

1920 Master Blaster-Stevie Wonder80.10.04 : 32,27,19,15,10,8,7,7,7,5,5,5,13,*,18,27(929/10024)

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歴史に残るアルバム「Hotter Than July」からのリード・シングルで、これまでにないほどレゲエのリズムを前面に押し出して、斬新なものになった。クレジットにも「inspired by Bob Marley」と記されているほどである。
ただ、やはりこのアルバムを歴史にとどめているのはMartin Luther King師に捧げたアルバムのコンセプト、そして「Lately」「Happy Birthday」の2曲であろう。後年Jodeciによりヒットした「Lately」だが、その原曲をこのアルバムで聴くことが出来る。それにしても、アルバムからの3rd シングルだったとはいえ、「Lately」をヒットさせなかったアメリカ人も聴く耳がない、と思うのは私だけだろうか。

1921 Dreamer-Supertramp
80.10.04 : 33,26,23,20,17,15,15,23(333/1986)
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まぎらわしいなあ、これ。つい先月もCliff Richardの「Dreaming」を書いたばかりなのに、同じようなタイトルの曲が入ってきてしまい、つい混乱してしまった。アルバム「Crime of the Century」に収められ、ライブアルバム「Paris」からのシングルカットということになる。したがって初期の彼らの音をかなり残した作りになっているはずなのだが、実際聴いてみるとそうでもない。

1922 I’m Coming Out-Diana Ross
80.10.04 : 34,21,18,11,9,6,5,5,5,9,14,30,34(732/6891)
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「coming out」という言葉が、その語感を含めて普及していくのは90年代になってからのような気がするが、数年前、タイトルは忘れたが、高島の兄の方が出演したホモを題材にした日テレ系のドラマの中で、登場人物のホモの少年が「オレ、もう親にカミングアウトしちゃったから~」と「ホモであることを告白した」フレーズに使っていたのにはビックリ仰天してしまった。
それはさておき、97年にPuff Daddyによりサンプリングされたこの曲、今聴いてみても十分斬新で、この時代の音を築いてきたことがよくわかる。Diana Rossのこの時代の音、そして姿勢については「好み」の問題を越えて本当に立派であると思う。60年代からの成功に満足する事のない、新しいものを作りだそうとする貪欲さは本当に見事である。90年代、Janet Jacksonの作品をどうしても楽しめないのは、彼女の影にどこかDiana Rossを感じてしまうからかもしれない。

1923 Whip It-Devo
80.10.04 : 37,31,26,21,19,17,14,14,14,17,17,18,27,*,33(615/615)
つい大学のサークル時代を思い出してしまう楽しいグループである。「Are you not them, we are “DEVO”」という彼らのテーマソングは、夏合宿の宴会ネタに披露されるほどの印象的な曲(どういう宴会や、とここでつっこんでくれると嬉しいのだが)だったが、ほとんどコミック的ないでたちでテクノ系のニュー・ウェーブを演奏する彼らは、まさに「特異な存在」そのものだった。なお、上記の夏合宿での私の宴会ネタは、その後5年ほど私の定番となったトシちゃんの「哀愁でいと」だった。

1924 I’m Almost Ready-Pure Prairie League
80.10.04 : 38,36,34,34(102/721)
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疾走感のあるロック・ナンバーで、チャート上の順位よりもはるかに印象に残っている。前作のTop10ヒットよりもはるかに好きである。

1925 Lady-Kenny Rogers
80.10.04 : 39,20,17,6,4,2,1,1,1,1,1,1,4,*,9,9,20,35,36(1978/6835)
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「でぇーっきれー」状態にある曲で、ひょっとするとTop40ヒットの中で一番いやだった曲かも知れない。ほんとにLionel Richieはひどいねえ。まさに「ニセモノの感動を売るペテン師」であり、こいつのおかげでいかに洋楽は低迷してしまったか、という気さえする。こんなのを師走の町で一人者が聴いてみなさいよ、あなた、凍死しちゃいますよ、ほんとに。トホホ。

1926 Let Me Be Your Angel-Stacy Lattisaw
80.10.04 : 40,37,32,29,26,25,23,21,21,37(319/319)
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この曲を14才で歌い上げた彼女だが、その歌唱力にかかわらず結局大成しなかったあたりがヒットチャートのヒットチャートたる所以だと思うが、やはり「売り方の問題」の部分も大きかったような気がする。それを考えるとLeAnn Limesも来年あたりが本当の勝負になると思う。頑張ってほしいところである。

1927 You’ve Lost That Lovin’ Feelin’-Daryl Hall & John Oates
80.10.11 : 34,27,23,21,18,13,13,12,12,12,15,25,*,29(623/4251)
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実質的にはこの曲あたりから彼らの「黄金時代」の幕が開いたような気がする。原曲はもちろん、Righteous Brothersである。オリジナルの良さを損傷しないできれいにまとめているのがよい。

1928 Lovely One-Jacksons
80.10.11 : 38,28,19,15,13,12,12,22,35(389/3983)
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84年の「State of Shock」など、クレジット上のグループとしてのヒットはまだいくつか続くのだが、実質的にグループらしいヒット曲はこの曲あたりまでであろうか。いずれにせよこの年あたりが彼らにとっての大きな岐路であったと言えるだろう。

1929 Touch and Go-Cars
80.10.11 : 39,37,37(70/760)
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タイトルからしてCarsらしいナンバーで、90年代風に言えば「クール」である。この曲も前作と同様、チャート的には過小評価と言って良いと思う。

1930 Walk Away-Donna Summer
80.10.11 : 40,36,36(71/10921)
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ほぼ2年半の間、出すシングルのすべてをTop10に送り込んできた彼女だが、そろそろその全盛時代も終わってしまったようである。曲のインパクトも弱い。

1931 That Girl could Sing-Jackson Browne
80.10.18 : 33,27,24,22,22(177/1458)
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アルバム「Hold Out」からの2ndシングルで、仕上げの方は少し前のJacksonの感覚に近いものがあるが、なぜか物足りなさが残ってしまう。

1932 More Than I can Say-Leo Sayer
80.10.18 : 35,26,20,14,9,8,6,2,2,2,2,*,10,17,29(1053/4242)
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アメリカにおいては76年~77年に人気のピークを持つ彼の久々の大ヒットとなったのがこの曲で、Adult ContemporaryチャートでNo.1を記録したのが良くわかる内容である。原曲は61年Bobby Veeだが、意外なことにまるでヒットしていない。その意味ではよくぞ発掘してきた、という感じなのである。あるいは、何か別の形でのスタンダードナンバーなのかも知れない。個人的には、彼の病的とも言える孤独感に裏打ちされた詩の世界が好きな私だが、このシングルに関しては素直にヒットを喜びたい。シャイな歌詞も彼にあってるしね。

1933 Could I Have This Dance-Anne Murray
80.10.18 : 38,35,33,33(105/4483)
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これがUrban Cowboyからのシングルだから泣けてくるのだが、ひょっとすると映画もよかったのかなあ。何しろTravolta嫌いは徹底していた私だったから、ほとんど知らない訳である。それはさておき、この曲はカントリー・チャートではNo.1を記録している。そのこと自体は良くわかる。

1934 She’s So Cold-Rolling Stones
80.10.18 : 39,32,28,26,26(154/4938)
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荒削りな作りになかなかほほえましいものがある曲である。往年のStonesの魅力を引き継いでいるのだが、シングルとしては必ずしも成功はしていない。これはこれでいいのだろう。

1935 Hit Me with Your Best Shot-Pat Benatar
80.10.18 : 40,33,25,19,16,15,13,11,10,9,9,*,12,16,28(741/1227)
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メロディが非常にポップな分、Top10に入る大ヒットを記録した。彼女にとっても非常に意味が大きなヒットだと思う。それにしても彼女の雰囲気はなぜあくまで「怖そう」なのだろうか。写真の表情からも音楽からも、もう少ししなやかさみたいなものが加味されれば私の好みに近くなっていったのに。

1936 Without Your Love-Roger Daltrey
80.10.25 : 38,30,27,24,22,20,20,39(270/270)
アメリカにおけるThe Whoの人気が日本では想像しがたいものがある、というのは以前にも紹介したところだが、リードシンガーにして映画スターである彼の唯一のソロでのTop40ヒットがこの曲である。Top40に入らなかった曲は結構多く、この曲を含め、HOT100にチャートインしたシングルは全部で8曲を73年から85年までに記録している。

1937 You Shook Me All Night Long-AC/DC
80.10.25 : 39,36,35(73/73)
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信じがたいことだが、全米だけで1200万枚のセールスを記録したアルバム「Back in Black」からのシングルで、実質的には彼らの出世作といったもいいだろう。いわゆる「ヘビメタ」が十分商売になることを証明してしまった点で、このグループの成功の意味(罪深さ)は大きいと思う。それだけ、時代、とくにティーン・エイジャーがエネルギーの発散できるロックに飢えていたことの証明である。私のアルバム棚の最初の方(Aから並べているため)に彼らのNo.1アルバム「For Those about to Rock We Salute You」がほとんど聴かれない状態で眠っている。私にとってはその程度のアーティストではある。

1938 Never Be the Same-Christopher Cross
80.10.25 : 40,31,24,18,16,15,15,15,31,31,*,36(450/2651)
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前2作があまりに素晴らしかっただけに、この曲までシングルにしてしまったのは失敗だったと言えよう。どこといって悪いわけではないのだが、トロピカル・カクテルが似合うような普通の曲である。

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