New Entry Period–May ’82

All Songs from American Top 40

volume 116: New Entry Period–May ’82

[Back To Artists Index]   [A-C] [D-H] [I-M] [N-Q] [R-S] [T-Z]
[Back to My HomePage]
Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

2255 Heat of the Moment-Asia82.05.01 : 20,15,15,13,11,8,6,6,4,4,4,24(788/788)

[NEXT]
このグループへの期待は非常に大きかった。70年代、プログレと言われるブリティッシュ・ロックの分野を長く聴いていたものにとって、Steve Howe、Carl Palmer、John Wettonという豪華なキャリアを持つメンバーがこうした形でジョイントして、ポップ・ミュージックの表舞台に登場してきたことは、Foreigner以来の驚きとインパクトを持って迎え入れることが出来たのだが、この曲を含めたファーストアルバムでの明快な方向性もまた嬉しいものだった。それにしてもJohn Wettonは、なんと説得力のある声で歌うのだろう。

2256 Man on Your Mind-Little River Band
82.05.01 : 28,22,19,16,14,14,14,19(372/5570)
[PREV]
やはり「Reminiscing」が出来過ぎで、Little River Bandの本質は「地味さ」というくくりの中でとらえられるべきことなのだろう。70年代後半のELOを思わせるチャートの動きである。

2257 Fantasy-Aldo Nova
82.05.01 : 34,29,26,24,23,23,32(236/236)
この曲がデビュー曲となるロック系のアーティストだが、アルバムの方が売れた。何と最高位8位、200万枚以上のセールスである。日本でもかなり話題になった。

2258 It’s Gonna Take a Miracle-Deniece Williams
82.05.01 : 37,30,22,18,15,12,10,10,15(428/648)
[PREV]
78年、Johnny Mathisとのジョイント・シングル「Too Much,Too Little,Too Late」があるが、彼女のソロのシングルとしては77年の「Free」以来のTop40ヒットということになる。意外にアーティストとしては短命で、あまり感心しない売られ方である。

2259 My Girl-Donnie Iris
82.05.01 : 39,33,29,27,25,25(188/404)
[PREV]
彼のTemptationsのスーパーヒットとはもちろん同名異曲で、もともとが地味なアーティストである彼の最大のヒットがこの曲である。HOT100ヒットはこのあとさらに3曲重ねるが、Top40入りしたのはこの曲で最後である。

2260 Wake Up Little Susie-Simon & Garfunkel
82.05.01 : 40,34,31,29,27,27(178/617)
[PREV]
81年の後楽園、私は行きました。読者の中にも行った人、結構いるのでは、と思うのだが、サークルを中心に渋谷に3日間並んで確保した席は前から5列目のほぼ中央、という素晴らしい戦績だった。でも、音の方は全くといっていいほど覚えていない。というわけで、81年、伝説のCentral Parkでのコンサートからのライブ・シングルである。

2261 Without You (Not Another Lonely Night)-Franke & the Knockouts
82.05.08 : 37,34,30,28,26,24,24(224/1002)
[PREV]
このグループも十分に地味な存在だったが、Top40ヒットをそれなりに重ねてきた。ある意味でTop40がTop40たる所以を感じるものがあるが、この曲が最後のHOT100ヒットになってしまった。アルバムもこの曲の入った2枚目を最後にチャートに入っていない。消息が気になるところである。

2262 Rosanna-Toto
82.05.08 : 38,27,20,16,10,7,3,3,2,2,2,2,2,6,8,15,20,29(1354/2333)
[PREV][NEXT]
グラミー賞に輝く曲である。ただ、この曲の最高位2位というのに対して、このあとの「Africa」による1位獲得、というのは正当な評価なのではないだろうかと思ってしまう。確かにこの曲は良くできているのだが、マスメディアの評価の方が一人歩きをしているような気もするため、私の心情の中では割り引かれてしまっている。でも、Totoのブレイク自体はめでたいことである。なんといってもあの名曲「99」以来のTop40ヒットなのである。

2263 When He Shines-Sheena Easton
82.05.08 : 39,35,33,32,30,30(167/2936)
[PREV]
この順位は厳しい。おそらくスタッフ一同「これではまずい」と思ったのではないだろうか。全般的に82年はSheenaにとっては試練の年で、このあと、「Machinery」が57位、「I Wouldn’t Beg for Water」が64位と不発に終わり、プロデューサーの交代、ということになるのである。

2264 Man on the Corner-Genesis
82.05.08 : 40,40(42/980)
[PREV][NEXT]
Top40にひっかかっていたことさえ意外に思える曲。とはいえ、十分に俗化したあとのGenesisなので、どうということもないのだが。

2265 Crimson and Clover-Joan Jett & the Blackhearts
82.05.15 : 30,21,17,11,8,7,7,12,29,29(514/2516)
[PREV][NEXT]
言うまでもなくTommy James & the Shondellsの69年No.1に輝いた原曲の方が数段素晴らしい出来になっている。まあ、ウルトラヒットのあと、リメイクで勝負するグループは少なくないわけだし、そこをついて厳しいコメントをすべきではないのかも知れないが、このシングルはやはり「トホホ」の域を出ない。

2266 Body Language-Queen
82.05.15 : 33,25,21,17,12,11,11,28(363/7536)
[PREV]
Queenらしいシングルで、これまでだったら20位代後半で止まる、というのがパターンだったわけだが、グループとしてのカリスマ性が出てきたのと、MTV効果による追い風をあわせて最高位11位まで来た、といったところか。

2267 Let It Whip-Dazz Band
82.05.15 : 37,28,24,19,16,8,8,7,6,5,5,11,13,16,22,27(872/872)
82年のファンクにとって大収穫といっていいナンバーで、思いきりのかっこよさを持っている。グループ名を77年のBrickの大ヒットナンバーから拝借しているのも目指す音の方向性が明確でよろしい。

2268 When It’s Over-Loverboy
82.05.15 : 38,34,30,28,26,26(184/542)
[PREV]
ちょっとJourneyが入ってしまっている分思い入れの対象にしにくい部分がある。前作がかっこよすぎたのかなあ。

2269 Cricles-Atlantic Starr
82.05.15 : 39,38,38(68/68)
86年「Secret Lovers」、87年「Always」の輝かしい前途を持つ彼らの出世作がこの曲である。このあと、かなり長い間低迷してしまうこともあり、前述の大ヒットの方がむしろ、「えっ」という感じだったものである。

2270 Love’s Been a Little Hard on Me-Juice Newton
82.05.22 : 32,26,18,15,12,9,8,7,7,12,14,18,29(689/3707)
[PREV][NEXT]
この曲で7位、やや高すぎる感がする。まだまだ彼女のアーティスト・パワーが大きかったことを裏付けるのであろうが、Top10入りはやや出来過ぎという気がする。それでも個人的にはバラードよりははるかにいいとは思う。

2271 Caught Up in You-38 Special
82.05.22 : 35,31,24,20,16,12,10,10,10,15,17,35(558/742)
[PREV]
「Hold on Loosely」の27位止まりに比べて、はるかに大きなヒットになった。これはやはりMTVの影響が大きいと思われる。いよいよ80年代のバンドの台頭を感じるヒットである。

2272 Hurts So Good-John Cougar
82.05.22 : 37,29,20,17,9,6,5,3,3,3,3,2,2,2,2,7,8,8,9,(10,15,39)(1523/2362)
[PREV][NEXT]
John Cougarを名実ともにスーパースターに押し上げた名曲である。アルバム「American Fool」も爆発的に売れ、アルバムチャートでのNo.1に加え、500万枚以上のセールスを記録している。当時すでにスーパースターとして評価が確立されたBruce Springsteenよりもさらにロックンロールに特化したストレートでわかりやすい音作りと、アメリカの大地の広さを感じさせる「歌」の世界が見事に開花した。

2273 Tainted Love-Soft Cell
82.05.22 : 39,33,29,21,17,14,11,9,8,8,12,17,17,23,31(710/710)
93年まで、HOT100の長期エントリーの記録を保持していた、Top40ファンには忘れられない曲である。93年以降の「暗黒のチャート集計期間」については、比較しても仕方がない部分があるため、この曲の記録の価値は大きい。まあ、何がヒットするかを予測するのは非常に難しい、ということを証明したとも言えるわけで、そのあたりもマニアにとっては関心の大きなところである。

2274 I Don’t Know Where to Start-Eddie Rabbitt
82.05.22 : 40,36,36,35(97/3965)
[PREV]
少し地味すぎた感が強い。

2275 Any Day Now-Ronnie Milsap
82.05.29 : 34,31,25,21,18,15,14,14,17(387/2330)
[PREV]
ほれた弱み、というべきか、何を出してもそれなりに良く聞こえてしまう。やはり、「声」の持つ力の大きさがあるのだろう。

2276 Play the Game Tonight-Kansas
82.05.29 : 35,32,28,23,21,17,17,17,28(343/2140)
[PREV]
80年代に入り、British系のプログレ出身バンドが、その自らの音を「時代」に適応させつつシングル・ヒットを重ねるようになっていった一方で、このグループなど、「もとからシングル向きの音作り」をしてきたバンドの特徴があいまいになってしまったのだろうか。この辺の解釈には意見が分かれるところだろうが、いずれにせよ、時代の流れを味方にはできなかったようである。

2277 Only the Lonely-Motels
82.05.29 : 39,34,29,20,16,13,11,9,9,9,9,11,13,19,19(757/757)
この曲、そして次の年の「Suddeenly Last Summer」と、大きく当てた2つの曲は実に印象的だった、しかしMotelsは、この2つの曲で終わってしまった感が強いのが残念である。90年代でも通用できるようなセンスがあるバンドだと思うのだけれど。

2278 Friends in Love-Dionne Warwick & Johnny Mathis
82.05.29 : 40,38,38(67/1659)
[PREV]
Dionneのデュエットものの中では、チャート的には最も「成功しなかった」曲であろう。このあと、Barry Gibb作品で大きくあてることになるのだから不思議なことである。なお、この曲とは全く関係ないのだが、Whitburn氏のチャートブックにおけるArtistランキングでは、インスタント・デュエット曲に対しては参加者全員がフル・ポイントを取得する仕組みになっているため、「Candle in the Wind 97」以前のバージョンでは、Elton Johnの最大ヒット曲が「That’s What Friends Are For」になっていた。これは非常に残念なこととして私は考えていた。

whatsnew.html

「はてブ」ボタンを設置しました!何が起こるか、是非クリックお願いします♪

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
PAGE TOP