2019全豪オープン女子決勝 試合時間は2時間28分だったが、そこに至る物語の長さと結果の影響の大きさに血が沸騰する思いである

大坂なおみがおそらく半年前までは世界中の誰もが予想していなかった不滅の足跡を残してしまった。アジア人(正確には日本人の母親とハイチ人の父親とのハーフ)初の世界ランキング1位、オープン化以降13名しか達成していない4大メジャー連覇。ついでにいうと優勝賞金410万豪ドル(約3億3千万円)というケタはずれな額に椅子から転げ落ちた。

試合前のコイントスから最後のセレモニーまでほぼNHK地上波でやってくれたことが大変嬉しい。ずっと観ることができてよかった。もう世界中であらゆる報道がされているであろうから、印象に残った部分のみ述べる。

第2セット、5-3で迎えた第9ゲーム。0-40と大坂に3本ものチャンピオンシップポイント、もうここで大坂優勝がみえてしまった人は多いかもしれない。しかし、これは1979年日本シリーズ最終戦9回裏ノーアウト満塁の場面と同じなのである。よく歴史に学べといわれるが、一般人には難しい。すなわち、ペトラ・クビトバは江夏豊であったのだ。

この後のシーンのみ、フラットに記載する。クビトバは怒涛の5連続ポイントでキープし、勢いに乗って第10・12ゲームもブレーク。つま先立ちの崖っぷちからの逆転でセットを奪い、世界1位の争いは最終セットへ。

このクビトバは2016年12月に自宅で強盗の襲撃を受け、選手生命の危機に立たされるほどの怪我を負った。指の切断も覚悟しなければならない状況で、3時間45分もの手術を乗り越えて神経と腱を修復。2度とテニスが出来ない絶望からメジャー決勝にたどり着くまでの苦難は、想像するに余りある。優勝への渇望は大坂なおみ以上だったかもしれない。

強盗事件の内容や犯人など

第2セットのクビトバの猛反撃で大坂なおみも精神面が危なくなった。第1セットをタイブレークで獲っておいて、命びろいしたところである。最終セットは当初の若さと勢いで勝ちきってしまった印象が強く残っている。

さて、次のフレンチオープンは5月の終わりだ。今から楽しみで仕方がない。

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