第60期将棋王位戦挑戦者決定リーグ 最終戦一斉対局 紅白とも激戦で両リーグプレーオフ 永瀬叡王vs羽生九段 木村九段vs菅井七段

一部では羽生の勝ち星が大山十五世名人に並んだことばかりニュースになっているが、この混濁したリーグ戦こそ報じられるべきである。ちなみに羽生vs谷川は、谷川の高速のなげでまだまだ指せそうな200点程度の評価値差。やる気あんのかよ。

豊島王位への挑戦者決定が相変わらず大混戦で、両リーグともプレーオフになった。6名中4名が陥落するリーグ戦なので、プレーオフに残れなかった者は1人も残留できない。

永瀬叡王vs羽生九段…豊島王位が最も警戒するべきは永瀬叡王だろう。一日10時間以上AI相手に研究を続け、高レーティングを維持している。羽生が勝ち上がるようだと、ほぼ防衛は間違いない。

木村九段vs菅井七段…木村九段は最終戦の敗戦が痛い。前王位である菅井も出てきた。将棋普及貢献極大の解説名人木村と復調の兆しがある振飛車の旗手菅井の一戦は、本割では木村が勝ちであった。

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