第5期叡王戦本戦3回戦 渡辺明三冠が広瀬章人前竜王を下し、いよいよ豊島竜王・名人との計10番勝負が現実味を帯びてきた

棋譜を拝見する限り、渡辺明三冠の強硬な攻めを広瀬章人前竜王が受けきれなかった将棋のようだ。まったくもってA・B1級相手にここまで強いA級棋士がかつていただろうか。棋譜⇒http://www.eiou.jp/kifu_player/20200109-1.html

広瀬の82手目3九飛は次に9六歩が入れば詰めろになる逆転の勝負手だったのだが、渡辺明が間違ってくれるわけもなく最速で攻め倒されてしまった。竜王9連覇時代は粘り強い防御と細くても繋いでくる攻めが特徴的だった渡辺明も最近は強烈な攻めが目立つ。

勝ち残った6名をみると、挑戦者決定3番勝負は豊島竜王・名人と渡辺三冠の対決でほぼ決まりだと思う。豊島竜王・名人は(叡王戦とほぼ同時期の名人戦で挑戦権をほぼ手中にしている)渡辺三冠と、昨夏の木村一基相手以来の10番勝負になる公算大である。前回は5勝5敗。竜王位は獲ったが王位は失った。

また、どちらが挑戦者になっても「負けない」永瀬叡王と7番勝負を戦いながらの名人戦は極めてハードだ。渡辺明にしてみると王将戦&棋王戦の防衛戦、春から名人戦&叡王戦と&棋聖戦と7冠時代の羽生に匹敵するタイトル戦ラッシュだ。ここでどれだけの星を残すかで、渡辺明三冠が時代に大きく名を残す存在になるかどうかが決まる。

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