第45期棋王戦七番勝負第2局 詰んでいないものを詰んでいると断定して勝ちきった本田奎五段よりも、勝つ気力を失って敗北した渡辺明棋王のほうが心配である

17時41分、渡辺明棋王投了。先日の叡王戦挑戦者決定第2局ほどの唐突感はなかったものの、これまた早めの終局だった。立会人の田中寅彦九段が「▲6一金は取れば詰まないですよね」と問いかけたところ「詰みです」と即答した本田奎五段。ところが動かしてみると、あらららら、となった次第。どうも結論は詰まなかったようだ。

その後、敗れた渡辺棋王が自玉を一生懸命に詰まそうとしてるシーンは、ある意味シュールであった。棋王としては、同玉しときゃあよかった、と思わずにはいられなかったはずなのだが、それでも龍を抜かれてしまえば勝つまではまだまだイバラの道、所詮は負けだったのだ、と自らを納得させようとしているように見受けられた。

形勢的には先手勝ちで勝負はついていたのだが、本田五段が詰むと思って指してたことで、場合によっては事件になっていた可能性があった、という話。残り時間は本田五段の18分を上回る44分を余らせてのこの敗戦はここまでの進行を悲観してのものだったのか。叡王戦での対豊島竜王・名人戦に続いて気になる敗戦である。

それにしても、本田五段の先手相掛かりは強い。渡辺棋王に対して自然な手を指してるのにジリジリ追いつめている感覚がある。逆に言うと、渡辺棋王が負けるときのパターンのような気がしないでもない。順位戦で苦労しているところを考慮すると本田五段は相手が強いと強さを発揮する不可思議な力を持っている可能性あり。

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