バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

なぜ録画していたのか(今年の1月18日にBS12で放映)全く記憶にない。HDDにあったのと、武漢風邪関連ニュースばかりで気が重くなったのと、で視聴した。これがまた面白いのなんの。。。

所謂バックステージもので特撮も随所に使われ、何といっても落ちぶれた中年役者役にマイケル・キートンがそのまんま適役過ぎて笑えないくらいである。一瞬たりともゆるまない長回しで密室劇のような空間を移動しつつ上手く場面転換している。ヒーローものと勘違いする人がいたらさぞかし退屈だろうが、こんなにサスペンスフルな作品だと思ってもみなかった。

映画の最終盤で、主人公は一世一代の一発芸に挑む。ここがこの映画そのものと同一の性格を示している。映画と演劇が混然とした世界で、本当にハリウッドのヒーロー(キートンがまさにそう)映画に出演している役者をキャスティングしたのは米国の映画界への皮肉なのか。

驚くべきは最初と最後の一部を除き2時間以上をワンカットで撮影されていること。これから鑑賞される方は真に幸せである。

アカデミー賞(作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞)ヴェネツィア国際映画祭(金若獅子賞)ゴールデングローブ賞(主演男優賞・脚本賞)他受賞⇒こちら

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