昔話ばかりするのは歳をとったせいだろうか。１９９２年～１９９３年のウイリアムズ・ルノーは殺したくなるくらい強かった。アクティブ・サスペンションなどは将棋のソフト指しに匹敵するくらいの反則だろう。そのウイリアムズ・ルノーを率いた車椅子の闘将が逝った。
⇒Ｆ１最強の名将Ｆ・ウィリアムズが79歳で逝去
勝谷氏の命日の翌日にまた一人この世を去ったのだが、何のことはない。人類（ホモ・サピエンス）は累計で１０８０億人誕生し、今生きている人はその６．５％と推計されるらしい。その残り９３．５％（１００９．８億人）は全て死者だ。我々もいずれ、必ずその仲間入りをする。そう思うと何一つ立ち止まっているものはないし、その瞬間以外に大事なものはないのだと思える。ネガティブな感情に押しつぶされているなど勿体ない。いずれ一人で旅立つ日までそのことは忘れないようにしたい。
