他科の点眼
たまたま慢性型の閉塞隅角緑内障の発作一歩手前の状態の患者さんが来院された。隅角は閉塞していて、眼圧は40以上あって、ここ2週間ほど、片眼が見えにくくなったことを自覚しておられる。とりあえず、他科でもらった点眼で様子を見ていたのだが、よくならないので受診された。所謂急性発作と異なり、亜急性発作といってもいい状態。少し手遅れになれば失明のリスクさえある。
問題は、点眼で様子を見ていたことで、眼科受診歴がないのです。患者さんの利便を考慮して出される点眼が、患者さんに非常に不利益に働くこともあるのだ。眼科医としては、不満だ。