メグスリ

目薬。メグスリ。めぐすり。

世の中には様々なメグスリがあり、街の薬屋さんへゆけば、多種多様なメグスリが並んでいる事に驚かされる。別に街の薬屋さんに喧嘩を売っている訳ではないが、本当にメグスリを必要としている人に適切なメグスリが提供されているのだろうか。むしろ弊害はないのだろうか。自分なりに適切なメグスリが提供されている状況を想像してみる。

  1. 既にドライアイと診断されている、非常に軽度のドライアイ患者さんが、人工涙液を求める場合。
  2. 既にアレルギー性結膜炎と診断されている患者さんが、毎年同じ季節に同じ症状がでたので、アレルギー性結膜炎の点眼を求める場合。(これもごく軽症の場合に限る)

私はこれ以外に有効な状況が推定しにくい。眼精疲労・ものもらい・眼の炎症・眼病予防・ブルーライトの光ダメージケアなど、様々な謳い文句のメグスリが存在するようだが、少なくとも私はこれらをお金を払って買う気にはなれないなあ・・。効くと考えて点眼すれば、効く気がするのだろうか。

※一番問題にしたいのは、患者さんがメグスリをしていたのですが、なかなか良くならないとか、更に見えにくくなったので・・・と言われて受診される事で、『他科の点眼』と同じように罪作りではないかと思ってしまうのです。

※今回の写真は、アカバナユウゲショウ。

 

 

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