近視進行を抑制する紫の光?

http://jins-healthcare.com/memamoru/article/3-1.html

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28063778

青い光が危険・・という話ではなく、紫の光がいいという話。ほんまかいな・・・という視点で何気なく読んだ論文であったが、なるほどそうなのかもしれない。紫の光が近視進行を抑制するらしい。これはサプリメントにありがちな、根拠のない主張ではなく、慶応大学の鳥居らによる実験研究の結果に基づく主張である。ヒヨコの実験で、紫の光が近視進行抑制遺伝子EGR1の発現を介して近視進行を抑制していること、紫の光を通過するコンタクトレンズをしている群の方が近視進行が緩やかだったり、有水晶体眼内レンズでも紫の光の透過によって、その後の眼軸長延長が依存しているのだと。少し前、屋外活動が多いと近視進行が抑制される・・・という話を聞いた時も、それは家よく勉強する子供と外でよく遊ぶ子供ならありうるな・・・程度の理解だったのだが、これも紫の光を浴びる浴びないという視点で語られていた。

そう言えば、私が小学生の頃、家に帰るととりあえず、バットとグローブを持って外へ行くか、サッカーボールを持って外へ出かけるのが常だった。1日2時間以上の屋外活動が近視発生を抑制するらしく、私なんぞ簡単にクリアしていたのだが、今時の子供には難しい課題のようだ。一日の屋外活動時間は、1955年男子3.2時間、女子2.3時間、1995年には全体で37分だそうだ。近視抑制の為には、何とか2時間の屋外活動を確保するか、家の中を怪しげな紫の光で照らすしかない?

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