これから来る新しい動画の時代〜HIKAKINを見直した(上から目線だけど)

ここんところ、ネットライブ番組の配信に入れ込んでいるせいか、動画のニュースには敏感になっている。

インスタでは、すでに写真での投稿よりも動画の投稿が主流になってきているという。

簡単に凝りまくった動画が作れるアプリもどんどん登場してきているので、「通信パケットが」とか「電話料金が」とか「動画なんて難しいだろう」などと思って手が出ないでいる大人たちを尻目に、若者はどんどん動画に移行している。

そんなことを思っていたら、トップYouTuberのHIKAKINのインタビューがあったので読んでみた。

「全員抜いてやる!」ヒカキンがトップユーチューバーになることを決意した瞬間(中編)(新R25)

なんでもそうですが、いきなり「自分らしさ」を出そうとしても、無理です

何かを始めるときは、まず業界のトップ・オブ・トップを研究し尽くす。自伝を買うとか、野球だったらその選手のフォームをひたすら見るとか。そしてそのまま、まねてみる。何度もまねしていくうちに、「自分だったらこっちが合う」「もっとこうしよう」とか、少しずつ見えてくるのだと思います。

面白い。

3ヶ月間、寝る間も惜しんでトップクリエイターの真似をしていたら、会社員としての給料を抜いた、と。

そして6年間。日々、努力を重ねて現在に至る。

稼いでいるYouTuberと、素人くさいYouTuberを比べてすぐに分かるのは、動画編集能力の違い。さすがに一流のYouTuberは無駄がひとつも無い。おそらくテロップのフォントも拘っているのでしょう。文字のカーニングまでは拘らないだろうけど、印刷物ではないので大した問題ではない。

この記事では、HIKAKINの初期の動画も公開していて、現在のものと比べると明らかにクオリティが異なる。

本人のキャラ作りやスタイルだけではなく、ライティングや室内の小物類とか、画面に何がどのような画像で映り込むかすべて計算している。

「3分の動画を編集するのに3時間かかる」と言っていて、それはそうだろうなあ、と思う。もちろん、編集ソフトも猛勉強してマスターしたのでしょう。今は、編集は外部に委託しているという話もあるけど。

トップを目指すために、トップの技術を真似し、オリジナリティを追求し、反応を見ながら改善もしていく。

6年とか言えば、すでに50を過ぎたオヤジからするとあっという間だけど、20代の若者からすると結構な期間。その間、不眠不休で追求してきた結果が今のHIKAKINになっている。

すごいな。

と言って、その50過ぎたオヤジが、今のトップYouTuberを真似したところで痛いだけだ。だから、もし動画を極めていくのであれば、学ぶべきところは学び、5年後にどうなっているのか想像しながら、常に試行錯誤を繰り返しながら前進していく必要がある。

場合によっては、スタイルをすべて変えることも、YouTubeというプラットフォームを変えることも当然あり得る。

90近いのおばあちゃんの自撮り写真が話題になっているけど、

87歳のアマチュア写真家『西本喜美子さん』の自撮りが面白すぎる!! 最強おばあちゃんを徹底調査します♪

これを女子高生がやったって面白くないわけで(別の面白さはあるかもしれない)、やはりその人に合ったものはあるはず。

HIKAKINにはなれないけど、自分しかできないようなものをプロレベルの質になるように追求するというのはありだ。

今は、画家にもなりたいし、小説家にもなりたいし、それは趣味としてもいろんな自分の未来像を想像するのも良いかもしれない。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)