真の眼圧

Correlation Between Dynamic Contour Tonometry, Uncorrected and Corrected Goldmann Applanation Tonometry, and Stage of Glaucoma.

緑内障患者さんの眼圧測定は、ゴールドマン圧平眼圧測定を基本にしている。このゴールドマンによる眼圧GATと真の眼圧との間には、時に大きな差があると言われていて、特に角膜厚が深く関わっていて補正式が用意されている。ただ、この論文は、GATと真の眼圧との差に関わる要因は、もっと多彩であり、それがわからないまま補正式を使ってもむしろ真の値から離れてしまう事を警告しているようです。

この手の議論がでる度に思うのだが、日本人の緑内障の殆どは、正常眼圧だし、緑内障の治療のポイントは、その患者さんのベースライン眼圧からどれだけ眼圧を下げれるか・・なのだから、仮にGATが真の眼圧より3mmHg低かったとしても、眼圧を25%下げて、視野が維持できたとしたら、それでいいので、真の眼圧にどこまで拘る必要があるのだろうか。

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