松尾スズキのTARO

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もう7年も前になるのか。

NHKが生誕100年を記念し、「岡本太郎の生涯を初の映像化!」と聞いた際、太郎と敏子さんを果たして誰が演じるのか?と、気になっていた。

蓋を開けて見れば、何と松尾スズキ!そして常盤貴子!

今でも、このキャスティングをした人に会ったら、勝手にハグして握手して、何なら勝手にチューもしちゃおうかと思うくらい、その英断に拍手したい。

4回連続だったかと思うが、録画し忘れてないか何度もチェックした上に、録画してんのに生で見たドラマも久々だったなー。

雑誌か何かで、松尾スズキが、太郎を演じるに当たって相当悩んだ、みたいな記事を読んだ記憶があるが、そりゃそうだろうな。

こんな、全くの規格外の人間演じるなんて。

でも作品は、本当に見応えがあった。太郎が何に対して闘っていたのか、敏子さんがどうやって一緒に闘っていたのか、文献は読んでいたけど、ビジュアルで再確認すると、この2人が出会い、創作活動に励んでいたのは本当に奇跡だったと痛感できる。太郎も時に弱気になり、くじけそうになったが、それを救ったのが敏子さんだったのだ。まあこのへんは演出も入っていそうだけど。

敏子さんは、日本の美術界、そして社会にほとんど忘れられた存在となっていた太郎の過去の業績を徹底的に掘り起こし尽くし、語り尽そうとしたことで、太郎を復活させてくれた立役者だ。NHKのドラマも、その一翼を担ってくれたと、深く感謝している。

ちなみに青年期の太郎は、濱田岳が演じていた。そしてテーマ曲は美輪明宏!このへんもよかったな。カンニング竹山が小松左京役なのは、ざらついた違和感が残ったが(笑)。DVD化しているのかどうかも分からないけど、ぜひまたもう一度見たい。

http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/6350/66527.html

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