国会とオリンピック、陰と陽、先のない日本と明るい日本
オリンピックのニュースと、国会のニュースが交互に流れてくる感じ。
国会のニュースを見ていると、裁量労働制のデータ捏造に関して、安倍さんが謝罪し発言を撤回したのは、「間違いはしっかりと認めて謝罪できる」という印象をメディアに流すことが、今後のことを考えると得策だからだ。
間違いを認めて謝罪しているのに、野党がやいのやいの言っている映像にすれば、内閣支持率は伸びなくても、国民の関心は離れていくので、野党支持も伸びない。
しかし、発言は間違いだと認めても、データは撤回しないということは、やはり「とりあえず謝っておくほうが得策だろう」ということなんだろう。では、いったい何を謝っているのか。
もし、再調査を行い、裁量労働制の方が就労時間が長いというデータが出てきてしまったら、そもそもの前提が崩れ、今国会の目玉の『働き方改革』に大きなブレーキとなってしまうから、安倍さんとしては論理が破綻しようが、おひさまが西から昇ろうが、出した法案を引っ込めるわけにはいかない。そもそも、『働き方改革』ってなんだ。
そのまま政府の法案が粛々と可決されていけば、中身はどんなにウソまみれであっても、支持率は上がりこそすれ落ちないことを、安倍さんは知っている。
野党は忸怩たる思いで国会に望んでいるように見える(一部)が、自民党内で「これはやばいだろう」と言う声がなかなか聞こえてこないのが情けない。
法案さえ通ってしまえば、あとは過労死が増えようが、貧困層が増えようが知ったこっちゃない。ますます内閣支持率は上がる。
若い世代がそれでも内閣を支持するというのであれば、勝手にやって日本は滅びれば良いとも思うけど、せめて自分が死んでからにしてほしいし、娘達には「日本にいても生活が苦しくなるだけだ」と言って、早く海外に移住するように勧めるしかないのかな。
オリンピックでは「日本選手頑張れ!」と応援しながら、国会討論を見ると「もう日本はダメか」と肩を落とす。
アタマの血管切れそう。
そんなときは、長野の山々を眺めて、少し癒やされよう。
ヨロンさんはローランドで正直、サービス残業をやっていたでしょう。
でも、仕事も楽しかったからでしょう。
ローランドで過労死っていました?
結局、法律で規制しても会社の風土で過労死は作られるんですよ。
無理やり仕事をさせられ、調教され、助ける道を作らないと過労死は減らないでしょう。
そんな会社の労働組合も役にたたないだろうし。
難しい問題です。
僕はサービス残業ってやったことないです。
仕事は楽しく、辛い時もあって、酷いときは防音室に寝袋を持ち込んで、毎日1時間半の睡眠を3週間続けたことがありました。
最後は幻覚が見えて、気を失いそうにもなりましたが、なんとか製品をリリースできて、残業分はしっかりもらいました。
ただ、他ではサービス残業している人はいたと思います。
過労死はいなかったと思うけど、月に200時間の残業とかザラでしたね。
ローランドの前の日立系のソフトハウスもそうでしたね。
日立では、過労死というより自殺が多くて、労働組合が問題にしていたのを覚えています。
僕は、年棒制にして残業代は無くす方が良いという考えで、自分の会社ではそうしています。
しかし、会社によっては効果が出ないところもあると思うので、セーフティネットが必要だと思うんです。
厚労省が旗振るのは何かおかしい。
形だけ進めておいて、あとは数字をいじって効果が出たようにするのは目に見えています。
今、国会で揉めていることもそうですしね。
そんなことをやっていて、「働き方改革」なんて言っていても、世界と戦う日本を作ることはできないと思っています。