日本はすでに中国に負けているということを、どれだけの人が自覚しているのか
久々に、明日の『お呼びでない』のネタ。
国会では『働き方改革』の法案を巡って、データが捏造だとか裁量労働制の運用に関する問題点が話し合われているが、国力という点で見ると、そんなことやっていても世界から取り残されていくだけだ。
日本人エンジニアの給料が上がらない理由(PRESIDENT online)
中国ハイテク企業のエンジニアで年俸1000万円以下はいない
2017年の採用市場では、中国の通信機器大手ファーウェイ(華為技術)が日本で大卒エンジニアを「初任給40万円」で募集して話題を集めた。厚生労働省の調査によれば日本の大卒初任給の平均は約20万円(17年)。日本企業の場合、エンジニアであろうと事務職であろうと初任給は基本的には変わらない。日本企業の平均初任給の約2倍で募集をかけた「ファーウェイショック」に「優秀な人材が流れてしまうのではないか」と戦々恐々の日本企業に対して、ファーウェイ・ジャパンの広報は「優秀な人材を採るためのグローバルスタンダード」だとすまし顔だ。
ファーウェイの初任給は約83万円。つまり、日本で募集をかけたのは日本の初任給の倍の金額で驚いていたけど、それですらファーウェイの初任給の半分だったということだ。日本も軽く見られたものだ。
わずか10年ほど前は、「中国の人件費は日本の10分の1だ」なんて言われていて、今でも安い人件費のところも多いのでしょう。そりゃあ日本の10倍以上人口がいれば、下を見ても上を見ても日本よりも遥か彼方に行ってしまうでしょう。
「中国は日本よりも文化レベルも生活レベルも遅れている。一部の富裕層はやたらと金を持っているが、その使い方は下品であり、とても先進国とは呼べない」というのが多くの日本人の認識ではないか。
確かにそれは半分は当たっているだろうけれど、今後10年、30年、50年を見ると、人工知能の分野では明らかに中国に差をつけられるし、家電や通信機器などでも日本は太刀打ちできなくなる。
自民党政権こそは、国力を上げる政策を進めてくれるかと期待したものの、結局無理やり株価を上げて喜んでいるだけ。東芝もシャープもギリギリのところで踏ん張っている状態だ。
中国ではないけれど、『下町ボブスレー』は、さんざん持ち上げた挙句みっともない負け方をしてしまった。これを後押ししたのは安倍政権でしょ。まあ、政権とまではいかなくても、持ち上げたために下町ボブスレーの運営団体公式ツイッターは韓国・中国ヘイトツイートを続けた挙句、不採用になるという間抜けな展開だった。
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