選挙においてポスターは、一番と言えるくらいに重要
酔っております。
昼に10キロ走ったんだけど、かなりキツくて、最後の2キロはほぼ歩いていたので、疲れもまだ残っているんです。
気になっていた逗子市議会選挙は、うちがネット活用をサポートしてる候補者の根本さちこさんが当選しました。いやあ、ホッとした。
と言っても最下位。しかも862票で、前回の1,085票から大幅に票を落としてしまいました。
実は、次次点の長島有里さんとは以前お会いしたことがあり、「美人だなあ」というのが最初の印象。彼女が最初に議員になったときは市長が夫の長島一由氏で、話題にもなった。政党には所属せず、全国の無所属の議員のネットワークには参加していたようだけど、なかなか地元で票を伸ばすことはできなかったようだ。夫は、横浜市長選で落ちて、その後の衆院選でも落ちたので、政治家としては浪人中ということになるけど、大丈夫なんだろうか。
根本さんはスッキリとした美人で(こういう言い方は嫌らしいですね。すみません)、基礎票もあるし、活動もしっかりしているけど、大きく票を減らしたのは私が考えるに、やはりポスターだと思う。
申し訳ないけど、「よくこれで当選したな」と思えるレベル。候補者が良かったので助かった。
1枚だけ表示してもわかりにくいけど、20枚以上貼られた掲示板で見るとどこにあるかわからないし、見つけても「大丈夫かな」と思ってしまう。名前が明朝体でキャッチコピーも無いので、たぶんこれを見ても「よし!この人に投票しよう」とは思えないのではないか。
ちなみに、うちのスタッフが作った根本さんのHPタイトル画像はこれ。
本当はキャッチコピーを入れたかったけど、無いということで入れられなかった。
このときは、まさかポスターが明朝体になるとは思わなかったので、定番のゴシックにした。明朝体にしたのが、どういう意味があるのかわからないけれど、ポスターは候補者のイメージを表すものではない。それであれば、ハゲで痩せていて貧乏くさい候補者のポスターは、そんなイメージのものにしなければならないことになってしまう。
かなり多くの有権者は、市議選くらいだと投票所前の掲示板に貼られているポスターを見て決めるだろうから、その時点でまず目に入るようなデザインにする必要がある。したがって、ポスターデザインで大事なことは、まず顔で信頼感を与えられるかどうか。「あ、この人見たことある。駅前でいつも演説していた」だけでも思ってもらえたら一歩前進だ。
残念だが、「政策を比べて候補者を決める」選挙にはまだなっておらず、多くは「見たことがある」「チラシをもらった」「信頼できそうな顔だ」「友人・知人から頼まれた」「会社が応援している」といった程度のことで投票先を決めるので、それだけポスターは大事だ。
そこに、日頃の活動をどれだけ告知できたか。地道に支持を得られるように地域を回ったか。得票に貢献できるスタッフを集められたか。ということがじわりじわりと上乗せされていって最終得票につながっていく。
政党の公認や推薦を受けると、その政党の基礎票があるので有利になるけど、それでも落ちる人は落ちる。やはり日頃の活動や本人の「何が何でも当選する」という気持ちが大切なのだ。
それにしても立憲民主党強いなあ。公認候補は堂々の2位だった。今回は党の幹部クラスがみんな応援に来ていたけど、若干バブルのような気もする。都民ファーストほどではないけど。
これから、どれだけ個性を出して地に足の着いた活動ができるかどうかで、4年後がどうなるのか決まっていくでしょう。
なにはともあれ、候補者のみなさん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。