政治家のネットとの付き合い方を考える〜灼熱マラソンでヘロヘロしながら
ここのところ、可能な限り出ようとしている「よこはま月例マラソン」。
通常のマラソン大会だと、結構遅い人もいるので気楽に楽しんで出られるが、月例マラソンは練習として出る人がほとんどなので、生半可な気持ちで出るとほとんどビリになってしまうこともある。
今回も10キロの部に出るつもりだったけど、30度を優に超える状況では、さすがに主催者も「ヤバい」と思ったようで、10キロは中止になり、5キロになった。
それにしても、5キロを走り出したら炎天下ですぐにフラフラ。折返しの時点で走りきる余裕はなくなり、後半2キロは半分歩いた。35分台で走るのがやっとだった。
着ているものは全部汗でビショビショ。ゴールして座ったら立てなくなり、マラソンクラブの友人が凍った保冷剤を持ってきてくれたので、脇や頸動脈の部分に当てたら、これが効果抜群。特に首筋に当てたときは、頭の中がスーッと軽くなった。ということは、血液の温度が上がっていて、脳の温度も上がっていたんだろう。このまま走っていたらと思うとゾッとする。
やはり、無理をしないのが一番だ。「まだ行けるかも」と思っても、状況を冷静に判断して、歩いたりリタイヤしたりすることが大事だ。今回救急車で運ばれた人もいたようだが、その差は「やめる勇気」にあるのではないかと痛感した。
最近、政治家のネットを使った情報発信の方法を考えている。
私は以前から、「ネットでは議論はできない。発信オンリーで良い」と言っているが、SNSが普及してからそうとも言えなくなった。
現在進めているネット番組『ヨロンブス』には、今後も政治家や学者、メディア関係者などを呼ぶが、政治家を呼んだときにつくコメントのことを考える。
そもそも、政権、特に安倍さんに対するスタンスや野党の好き嫌い、右か左かなどによって、コメントの内容が極端になるほど、議論の余地はなくなる。
たとえば、今回の災害の政府対応に関しても、現政府の対応の不味さを指摘する人は徹底的に批判していて、方や現政権支持者は民主党政権や事業仕分けを持ち出して、現政権を正当化する。この場合、相手の意見など聞く耳を持たないので、議論は無理だ。
そのような状況の中で、政治家はどんな情報発信を行っていくべきか。
一番良いのは、「一切批判はしない」というスタンスだが、政治家である以上、やはり対立する勢力に対しての批判は避けられない。
となると、批判をする場合は「必ずエビデンスを示す」ということが必要になる。「**という数字を見ると、**の政策は見直しが必要なのではないか」ということだ。
たとえば、スーパー堤防や公共事業の予算を削った事業仕分けに対する批判には、「事業仕分けでは***という理由で予算は無駄であるとした。よって、***という批判は間違いである」という具合に。それでも別の事象を見つけて無理やり絡んでくるものに関しては、あまりにもバカバカしいものだったら無視する。しかし、誰でも信じてしまいそうなものであれば、丁寧に反論する。
結果として、議論に近いものになるが、テーマを絞って出し方を丁寧に考えることにより、かなりものは抑えられるのではないか。
この件に関しては、まだまだ考えることがあるので、このブログで少しずつまとめながら、『翁の嗜み』の方で総合的な見解を書こう。