お呼びでない(2017.4.15掲載予定)原稿〜ボロボロ民進党 / 財務省のHDD
民進党はボロボロですね。
長島さんの離党と細野さんの辞任が続きましたが、この2件は事情が異なります。根底にあるのは現在の民進党そのものに対する不満です。この問題は以前からあったものの、蓮舫―野田体制になってより顕在化してしまいました。
長島さんは、「今かよ!」というタイミング的な突っ込みどころはあるけど、以前から「なんで民主党にいるの?」と言われ続けてきた人なので、なるべくしてなりました。小池新党との合流は無いでしょう。彼が見ているのはあくまでも国政。しかも国防なので、いつまで続くかわからない都知事の小池さんとはつながらないと思います。むしろ自民党の方が近い。
細野さんは、蓮舫体制になって代表代行に就任しましたが、次に向けた動きは代表選後に始めていたようにも思えます。しかし、静岡県知事選に出ようと思い始めたのはいつなのかわかりません。昨年暮れには考え始めていたと思うのですが。
長島さんは蓮舫さんと仲が良いので、蓮舫さんはショックだったと思います。昨年の参院選のときもよく談笑していました。もともと長島さんは明るくて何でもざっくばらんに話せる人なので、民進党内にいても外から見るほど違和感はありませんでした。今回、共産党と連携することがきっかけだということになっていますが、おそらく他にも理由はあると思います。共産党との連携なんて、以前の執行部の方針でもあったので。
細野さんは、蓮舫さんとコミュニケーションが取れていなかったと思います。私は、彼が次の代表選を見据えて行動しているのではないかと思っていましたが、知り合いの記者から「静岡県知事選を狙っているようだよ」と聞いて、「なるほど」と思いました。今の民進党であれば、誰が代表になったところで泥船には変わりない。かと言って党を出る気もない。であれば、県知事は選択肢のひとつになると思います。
民進党としてはこれを党再生のきっかけとすれば良いと思うのですが、そういうわけにもいかなそうです。党内の動揺はかなり大きいのではないか。私は、それこそお呼びではないので、外から見ているだけですが、「出ていきたいやつは出て行け」と腹を括れない民進党は、やはり一度解党しないとダメだろうなあ、と思っています。
今、北朝鮮問題が大きくなってきているので、共謀罪始め、審議しなければならない重要法案があるわけですが、それでは森友・加計問題を終わらせるべきかというと、そうとも思いません。結局何ひとつ明らかになっていない。これをこのまま終わらせてしまうと、いくらでも口利きが出来ることになってしまう。首相夫人さえ丸め込めれば何億円も得することができて、審査も楽々とおるなんていう社会で本当に良いのか?そんな隣国みたいな日本はイヤです。
財務省の復元できない自動データ消去システムは嘘だったわけですが、「データは残っている可能性がある」と言っておきながら、復旧は「技術的に無理」って本当か?と思います。財務省はどれだけ嘘をつくのか。
私は以前、契約していたサーバーが中国からのクラッキング攻撃を受けて、クライアントの5年分のデータが消えてしまったことがありました。サーバー会社は「復旧は無理」と言いましたが、それだと死んでお詫びするしか無いので、頼み込んでHDDを1台引き取り、かつてのローランドの同僚だったYさんのところに送って、完全復旧をしてもらいました。ローランドではHDDをバラックという製品開発用のむき出しの基板に接続し、物理セクタをダイレクトに読むことができたのです。財務省のHDDの場合、データが上書きされていってしまえば復旧はほとんど無理かもしれませんが、それでも中を覗くことはできます。「技術的に無理」なんて簡単に言うけど、本当か?と思いました。
そのときのことを書こうとしていたら、違う話になってしまいました。でも、「死ぬまでに書いておこう」と思ったことをこれから少しずつ書いてみようというきっかけになりました。
「僕が、なぜ生活者ネットワークを大事に思っているのか」
https://blog.voicejapan.jp/archives/5054.html