啓蟄

本日は「啓蟄」、地中から虫やらカエルやら眠たい目をこすりながら、起きだしてくる日です。
ボ~とするのが許される日なのか、朝から「ナニナニ忘れてないでしょうか?」問い合わせてくるお客さんの多いこと。

さて、中国では「啓蟄」は「驚蟄」と書きます。
春の嵐か雷に驚いた虫たちが這いだす、とちょっと日本ほどのんびりしていない感じです。

そもそもは「啓蟄」だったそうだけど、漢王朝の何代目かの皇帝の名前が「啓さん」だったらしくて、「不敬や!」ということで変えて、そのまんま現在に至ったとのこと。

日本も最初はこの「驚蟄」を使っていたようなんですが、江戸時代の漢学者で「ホンマはこっち(啓蟄)や!」ということで変えて、そのまんま現在に至ったとのこと。

いや面白いです。

新元号ですが、漢籍や中国の古典以外にも日本の古典からも候補を選んでいるなどとアホなことがニュースになってましたけど、ホンマでしょうか。そんなんやったら、もう「皇紀2679年」でええやんけ。
元号もやめて西暦に統一してまえ!という意見も根強いですが、これも私は反対。元号は続けるべきです。
漢籍以外から選ぶという意見は、以外に保守論壇からも評判悪いようですが、私も今まで通り、漢籍から選んでほしいです。

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