岡本太郎はどうしてこんなに熱かったのだろう。
“絵描き”なんて、おかしい。
“評論家”、さらに屈辱的だ。
なぜ狭いタイトルのなかに自分を、他を、閉じ込めてしまおうとするのだろう。
岡本太郎は、基本的に同じことを繰り返し言っていた。
つまりは、瞬間瞬間に生きろ、情熱を爆発させよ、常識にとらわれるな、と。
彼自身、徹頭徹尾、そんな生き方をした。だからこそ、激しい言葉に感情を揺さぶられるのだろう。
名言の類が流行っているが、岡本太郎に触れずにして、何が名言か、と心底思う。
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