素晴らしきヒコーキ野郎

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ミュージシャンをはじめ、多彩な方面で活躍するパラダイス山元さん。実は、驚くべき飛行機愛の持ち主だった!

ここ数年、たがが外れたように飛行機に乗っています。

1年間で1022回搭乗した年もありました。

1年間、ほぼ機内食だけで生活してみたこともありました。

「はじめに」から、いきなりフルスロットで爆走。飛行機に乗ることが目的だから、空港に着いたらそのまま外に出ず、トンボ帰りなんてのも日常茶飯事。「観光旅行に来たのではない」からだって(笑) この間もとりたてて用事はないけど、フランクフルトまで行ってきたそうです。1年間で1022回って、1日平均2・8回搭乗している計算!

「羽田~伊丹~高知~伊丹~福岡~五島福江~福岡~対馬~福岡~羽田~千歳~羽田」

これ、1日で搭乗されたそうですよ(驚)

ちなみに、この本も機内で原稿を書き上げたそうな。これだけ乗りまくっているので、当然主要航空会社の超VIP。でもマイルを貯めることは目的ではないんだって。「阿房列車」ならぬ、「阿房飛行機」。ご本人は「世界一役に立たない飛行機の乗り方が綴られています」と謙遜?されていますが、飛行機の整備の仕方、ファーストクラスでの過ごし方、機内に流れる音楽の批評、CAさんたちと繰り広げる静かなバトルなどなど、内容はとても面白い。

機内を楽しむことからさらに一歩進み、熊本の「天草エアライン」盛り上げにも一役買っているのが素晴らしい。何事も中途半端は駄目、どうせやるなら極めよう、ということを再認識させてくれる一冊でした。

http://www.diamond.co.jp/arukikata/9784478044711.html

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