長野の仲間たちへ選挙の報告
突然長野に行って来ました。
飲み会に参加するため。
参加者は、「オジキ」と呼んでいる窪島誠一郎さん(水上勉の息子で無言館館長)、「アニキ」と呼ぶ元リッツカールトンホテル日本支社長で現在「百年塾」を全国に展開して塾長を務める高野登さん、ファッションの「エコマコ」ブランドを立ち上げ、学校やブティックを経営する長野経済界のマドンナの岡正子さん、故平安堂会長の平野稔さんのウルトラスーパー秘書の大久保広子さん、そして今回初めてお会いした元朝日新聞記者の伊藤景子さん。
実はこの5人は全員が平野さんを中心にしてつながっており、伊藤さん以外は(すでに大阪に行っていたのかな)前々回の長野市長選で高野さんを応援したメンバー。そして、ここに勝谷が加わって、最後に高野さんの背中を押して市長選の出馬を決意させた。
みんな、勝谷のことを心配していて、5月に一度集まって応援する会を開いたので、今回は知事選の報告を兼ねて行って来た。
ほとんどは、いつもの窪島オジキの超文学的なエロ談義だったんだけど、みんな勝谷の現状を心配していた。高野さんは、リッツカールトンにいたころから、ホスピタリティの本を出せばすぐに10万部以上売れてしまう人で、現在も「百年塾」だけでなく企業研修やホテルの立ち上げなどで全国を飛び回る毎日。それでも一番勝谷の心情を理解できているかもしれない。
そんな高野さんでも、市長選のあとしばらくは心身ともに不調だったという。それだけ選挙に出るというのは大変なことなんだ。勝谷がなかなか心身の状態が戻らないのも当然と言えば当然だろう。そこを自覚すれば良いのだけど、これが鬱に向かってしまうのは良くない。なんとか良い手はないものだろうか。
みんなで話していると、平野さんが一緒に呑んでいるような気がしてくる。平野さんは癌を患って手術した直後に、高野さんの選挙を仕切ると言って退院した。結果として、それが身体に悪い影響を与えてしまったのかもしれないけど、誰かが「入院していてください」と言って聞くような人ではなかった。長野県を、長野市を良くするためだったら、誰が何と言っても思ったことを行動に移してしまう「武士」だった。
勝谷が知事選に出たときも、「誰が何を言っても聞かない」状況だったけど、それは兵庫のことを思っての出馬だったのか、自分の夢を実現させるための出馬だったのか。後者であれば、戻るのには時間がかかりそうだけど、前者であれば次を見据えて行動を起こすべきだろう。
人間は、自虐的になればなるほど心身ともに弱っていくように思える。毎日、勝谷のもとには叱咤激励のメールが送られてくるが、かなり強い口調のものが多く、それは早く勝谷に立ち直ってもらいたいという想いの現れだろう。今はそれを受け止めるだけのものは無いかもしれないが、一日一日を無駄に過ごすのではなく、次への準備に向かって行ってもらいたい。だって、選挙に勝てなくても生活に悩むことは無いんだから。
そんなことを考えながら帰りの新幹線に乗った。