「いきつけの店」の雰囲気

今日は、いつもお世話になっている団体の新年会のあと、歌を唄いたくなったこともあり、自宅近所のスナックに行った。ここは年に一度行くかどうかというくらいの頻度で顔を出すところ。カウンターだけで10席ほどの狭い店で、入り口に「会員専用」と出ている。最初はそれを見ずに入ってしまったんだけど、その「会員専用」というのは、変な客が入って来ないために出しているようで、入ったときにママさんがよほど変な客だと思ったら(アッチ系とか)、その時点で断ることもあるらしい。今まで何度か行っている。

30分の予定が3時間ほどになったけど、今のカラオケって録音ができるんですね。酔って呂律が回らないとしっかりわかってしまうので、一瞬で酔いが覚めてしまう。良いんだか悪いんだか。

最初はひとりだけだったのが、途中から物静かなイケメンの青年が来て、ガラガラの店内の私の隣りに座った。帽子をかぶっていて、自分からはほとんど話さず、まるでスナフキンのよう。こちらから「よく来るんですか?」と聞くと、「はい。この雰囲気が好きなんです」と蚊の鳴くような声で答える。

そうこうしているうちに、常連さんらしい二人組がやってきた。ひとりはやたらとカラオケが上手くて、矢沢永吉をカッコよく歌い上げる。もうひとりはスキンヘッドで話が面白い。

 

自然とカウンターのあっちとこっちで話し始めて、「いつもの仲間」みたいな感じで盛り上がった。初めて会った同士なのにね。

こういうのが「いきつけの店」なのかな。半蔵門には5軒ほどあるけど、自宅近くには無かったな。

なんだか得した気分だった。

 

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