名護市長選挙の結果は、沖縄にとっても日本にとっても大きい
注目の名護市長選挙の結果が出て、自公維新推薦の新人が勝った。
渡具知武豊:20,389
稲嶺進:16,931
とりあえず、もう一つのブログに結果について書いた。
名護市長選挙の結果から次につなげるために〜なるべくしてなった結果と割り切れるか(翁の嗜み)
正直なところ、自民党のやり方は正攻法ではないけど、上手かったとしか言いようがない。悪くいうと、卑怯なやり方でも勝ってしまえば「民意」となる。
私は、普天間基地の辺野古移設については必要無いと思っている。そもそも普天間基地は日本の国防には関係ないのでいらない、という考えなので、そんなものを辺野古に移設して、辺野古の自然を壊してはならない。ということで、どちらに勝たせたいかというと稲嶺進氏となる。
そもそもの問題として、沖縄に異様に基地が多いのは、アメリカに守ってもらうための人質を差し出しているわけで、沖縄に日本の米軍基地の7割以上を置いておく状況は異常だと言わざるをえない。
これに関しても、「いや、実際は4割程度だ」という説もあるが、それでも4割程度は沖縄に集中しているわけだ。
沖縄のアメリカ軍基地「日本全体の39%」投稿に翁長知事「開いた口がふさがらない」
基地問題は深く、今までの経緯もあるので簡単にこうだと決めつけるわけにはいかないけれど、今回の選挙は思ったよりも差が開いたものの、ネット選挙・戦術の観点から見ると、稲嶺陣営は決して上手くなかった。
ここで結果の分析を間違えると、今年の11月に想定されている県知事選挙も落としてしまい、そうなるとゼロどころからマイナスのスタートになってしまう。
私は、自分のことを愛国者だと思っているし、北朝鮮よりも中国からの脅威に備えなければならないと考えているが、意味のないものを住民をないがしろにして、アメリカとの政治的関係だけで進めるというのは、亡国だと思っている。
少なくとも、沖縄県民が将来の沖縄を真剣に考え、その結果が現れる選挙を行うべきだ。