日本は本気でキャッシュレス化に対応する気があるのか

今日の『週報迂闊屋通信』で、ポスト安倍について考えないと日本は大変なことになると書いたけど、「安倍マンセー」などということばを使うと、それだけに反応する人がいて面白いというか、なんというか。

他にもいろいろ書きたいことはあって、たとえばキャッシュレス化に関して。

スウェーデンでは、すでにほ100%キャッシュレス化が進んでいて、その副産物として、銀行強盗が激減した。

銀行強盗の発生回数が50分の1に激減した理由と思わぬ余波とは?(GIGAZINE)

「お金が欲しい」と思った悪人がまず思い浮かべるのが、お金がたくさんある銀行を襲撃するという手口。それがゆえに、銀行では厳重な警備体制が常に敷かれているわけですが、スウェーデンでは近年、銀行強盗の発生回数が急減に減少しています。その理由は世界でもまれなスウェーデン独自の社会の変化があるのですが、一方で別の新たな犯罪が急増するという事態になっているそうです。

当然コンビニも強盗犯罪が減るので、防犯だけとってみてもキャッシュレス化を国策として進める意味は十分にある。

そこまでは自然に進んでいくことでもあるけど、銀行の形態が大きく変わってくると、生活で使う貨幣だけでなく、個人や企業の送金や決済などもすべてキャッシュレスになってくる。

防犯カメラの機能も高度化するだろうから、ますますレジ強盗は減る。その反面、サイバー犯罪は増えるので、暴力団などはどんどんサイバーテクノロジーのスキルを上げていくのでしょうね。

日本は治安が良いということになっているし、村社会でもあるので、他国に比べて普及が遅くなる。ということは、キャッシュレス社会の中で国際的にも遅れていくということだ。

地方創生だ何だといっても、地方にお金を持ってくるのか、住民を増やすのか、何が必要とされているのか示さないと、「アベノミクスを地方へ」などと言われたところで何も変わらない。3年前の統一地方選では、このスローガンを安倍自民党は掲げたわけだけど、そこで全国の地方は何か変わりましたか?給与は上がった?住民は増えた?

来年は統一地方選の年となる。安倍政権にとって2回目。そこで、また「アベノミクスを地方へ」とか「この道しか無い」などと言っていたら、もう地方は終わりますよ。自民党は国会議員が400人以上いるんだから、もっと考えてビジョンを示せよ。

ということを言いたかったわけです。

 

日本は本気でキャッシュレス化に対応する気があるのか” に対して2件のコメントがあります。

  1. しんちゃん より:

    ICカードが開発された時、「大容量の情報が格納でき、各種カードが一枚にまとめる事ができる」という触れ込みだったはず。
    結局、各社の規格統一進まず、集約も行われずカードの数は減らない。 …どころか、交通系カードにポイントカードや仮想通貨まで現れる始末...

    この体たらくじゃ現金どころか、カードも増える一方ですわね。

    1. yoron より:

      ホントですね。
      せめてJRのシステムは共通化して欲しいです。
      東京から大阪に行くのに、JR東日本?JR東海?JR西日本?といちいち考えなくちゃならないのは変ですわ。

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