政治家は写真が大事
新潟から帰ってきました。20時間ほどの滞在。
何しに行ったかは黙っていようかと思ったけど、ここは身内しか見ないような隠れ家的なブログなので少しバラすと、実は写真を撮りに行っていました。ということにしましょう。新潟県知事選挙の写真。
ひとつの例として挙げると、池田ちかこ候補者について。
彼女は立候補するまでは県議だった。田植えとマラソンが趣味。仕事に関しては徹底した現場主義でもある。介護の仕事に付くときに、「現場をよく知らなければいけない」と、ケアマネージャーの資格を取ってしまった。プロとして徹しようということなのだろう。
そんな彼女の強さと存在感を写真で出すのは難しい。現職がスキャンダルで突然辞任したこともあり、立候補表明が告示直前になったので、スタッフも担当が決まらずに見切り発車となったのでしょう。
最初のころにTwitterに投稿された写真がこれ。
新潟県最西の糸魚川市での街宣です?
夕方のお忙しい時間にも関わらず足を止めて下さりありがとうございます!
次は本日ラストの上越市、かに池交差点前です。#池田ちかこ #新潟県知事選挙 #新潟のことは新潟で決める pic.twitter.com/v6WKhCyIsu— 池田ちかこ (@ikedachikako) 2018年5月24日
これはいくらなんでも、というほどピンぼけで、何を伝えたいのかわからないような写真だった。しかし、すぐにレベルが上ってきたようで、
上越市での街宣、「ちかちゃんがんばれー」のご声援、しっかり受け止めました!明日以降も県内各地で街頭演説いたします。どうか少しでも足を止めて、耳を傾けて下さいますようお願い申し上げます。#池田ちかこ #新潟県知事選挙 #新潟のことは新潟で決める pic.twitter.com/JjGKQhzNYp
— 池田ちかこ (@ikedachikako) 2018年5月24日
これは結構良いんじゃないかな。
しかし、短い選挙戦(といっても、知事選は17日間で一番長い)で試行錯誤を続けていると終わってしまう。毎日同じような写真を撮っていると、撮る方も見る方もマンネリ化してしまうので、写真の専門家ではないけど私が行って「こんな感じで良いんですよ」という写真を撮ってきた。
まずはこれ。
オーソドックスな感じだけど、候補者の笑顔がはっきりと写っている。タスキの字も読める。本当は有権者の表情を入れたほうが良いんだけど、嫌がる人もいるので、極力避けたほうが良い。
そしてこんなのも
候補者は見えない。でも、「輝く」と「(に)いがた」の旗の文字が印象的に入ってくる。
候補者がまったく無いパターン。もある
これは、手に持っているチラシが候補者のヒントとなる。真剣に話を聞いているイメージを伝える写真。
そして候補者の印象を強くする写真がこれ。
背景が無いので、記録写真としては駄目だけど、目的は候補者を印象づけることにあるので、この4枚の流れで見せてくると効果的であることがわかる。
最近はスマホで高画質の写真が撮れてしまうので、意外と軽く見ている政治家は多い。ポスターの写真のみプロに頼んで、あとは秘書とか支援者のスマホに頼ることになる。
しかし、写真1枚の力というのは案外大きいのだ。
細かな政策を並べるよりも、良い写真を1枚載せるだけのほうが支持が広がるということを、これから選挙に出る人や、現職で頑張っている政治家は意識したほうが良い。
凄い…。職業写真家が撮ったような写真と解説ですね。
これは、勝谷さんも真っ青なのでは。若しくは、ヨロンさんは天才、と仰るのかも。
うーん、勉強になります…。
ありがとうございます!
プロのような方に褒めていただけると恐縮します。
そういえば、KORGのシンセレポート楽しみにしています。
アナログシンセっぽい外観なのに、FM音源というのがいいところ突いていますね。