他国が撤退すると混乱するのはエントロピーの法則か

メイ首相にまた打撃 英議会、EU離脱方針を否決


<【2月15日 AFP】英下院は14日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に関するテリーザ・メイ首相の方針を支持する動議を否決した。ブレグジットを43日後に控え、メイ首相が議会で新たな敗北を喫した形だ。>

ブレグジットは43日後だ。このままでは、「合意なき離脱」だ。
EU側も議会の信任を得ていない首相とは交渉できないだろう。
他人事ではない。
日本も影響を受けるはずだ。
少なくとも長期的に利益を得ることはない。

ソ連軍撤退から30年、米軍撤退後にアフガニスタンを待つのは混乱の再来か


<【2月13日 AFP】10代の頃、ムジャヒディン(聖戦士)だったアブドル・カリムさんは、アフガニスタンの山中でカラシニコフ銃をつかみ、寒さに震えながら、旧ソ連軍といてつく冬とどちらが先に死をもたらすだろうと考えていた。これが、ソ連軍を見た最後だった。>

アフガニスタン侵攻を正当化するロシア、ソ連軍撤退から30年で変わる評価


<【2月15日 AFP】旧ソ連の当局は、自らが行ったアフガニスタン侵攻を非難していた。だが、30年後の今、ウラジーミル・プーチン政権下のロシアでは、アフガニスタン侵攻を肯定的に評価する人々が出てきている。>

昔ソ連、今アメリカが兵を撤退する。
他国の駐留中の状態を秩序、撤退後の状態を無秩序と例えるとエントロピーの法則だ、と自然法則に結び付けるのは良くないか。
部族が連合した国家の宿命かもしれない。
アフガニスタン侵攻はソ連崩壊のきっかけとなったという。
それも時の流れの必然だったかもしれない。
歴史の評価は難しい。
30年、100年と変わっていくだろう。
だが正解はない。

自動車輸入は「安全保障上の脅威」 米商務省の報告書、関税発動に道筋か


<【2月15日 AFP】米商務省が17日までにホワイトハウスに提出する見通しの報告書で、自動車の輸入は米国の「安全保障上の脅威」だと結論付けたことが分かった。事情に詳しい自動車業界の情報筋が14日、明らかにした。米政府による自動車関税発動に道筋をつける内容だ。>

「安全保障上の脅威」とは便利な言葉だ。
これがまかり通っては、自由貿易などできない。
いや自由貿易という言葉も胡散臭い。
どの国も大なり小なり自国ファーストだ。
どこで妥協できるかの違いだけだ。
アメリカはやり過ぎている。
アメリカが天罰を受けると他の国にも影響が出てくる。
なあなあ主義が良いのかもしれない。

トランプ大統領の国境の壁めぐる国家非常事態宣言、重大な法的課題も


<【2月15日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は14日、メキシコからの不法移民流入を阻止する南部国境の壁の建設予算を確保するため、「国家非常事態」を宣言する意向を表明した。>

大統領は自分の政策を通すために何でも利用する。
ただ限度というものがある。
一度限度を越えると限度の高さが低くなる。
トランプ大統領の在任中だけではない。
新しい大統領も自分の政策を実行するために限度を越えやすくなる。
悪循環と共にアメリカも転げ落ちるかもしれない。
国家の危機だ。

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