亡命ウイグル人、中国の「ジェノサイド」捜査をICCに要請
＜【7月8日 AFP】亡命ウイグル人らは7日、オランダ・ハーグ（Hague）の国際刑事裁判所（ICC）に対し、中国がジェノサイド（大量虐殺）と人道に対する罪に及んだ証拠をまとめた膨大な書類を提出し、中国に対する捜査を要請した。＞
＜提出書類は、中国がウイグル人を含むイスラム教徒系少数民族100万人以上を再教育施設に収容し、女性に対し不妊手術を強制したと主張。一方で中国は、強制不妊疑惑は事実無根だとし、新疆ウイグル自治区（Xinjiang Uighur Autonomous Region）の施設はテロ行為からから人々を遠ざけるための職業訓練所だと説明している。＞
＜中国はICC非加盟だが、ウイグル人らの弁護団は、ICCが同じく非加盟国のミャンマーによるイスラム系少数民族ロヒンギャ（Rohingya）の扱いに関して捜査を行っていることから、中国に対する捜査も可能だと指摘した。＞
中国は国際刑事裁判所に非加盟なんだ。
何かと都合の悪いことがあるのだろう。
この要請がどこまで効果があるか分からない。
結局、大国の利害関係に左右される。
それしか訴える道はない弱者の戦法だ。
新型ウイルス、検査で陽性の大半が無症状＝英統計局
＜イギリスの国家統計局（ONS)は7日、国内で新型コロナウイルス検査を受けて陽性と判明した人のうち、検査当日に症状があったのは22％だけだったと発表した。このことから、症状を確認できない人が感染を拡大する役割を果たしていることが判明した。＞
＜無症状の人からの感染については、世界保健機関（WHO）やイギリス政府の科学顧問なども警告しているが、リスクの規模については数値化できていなかった。＞
病院は止めるわけにはいかない。
医療関係者は、無症状であれば、患者さんのために働く。
老人ホームでも一緒である。
だから、クラスターが発生したのだろう。
日本でも同じだ。
イギリスではパブ、日本ではホストクラブなど無症状の感染者が核となってクラスターが発生したのかもしれない。
どちらも三密・ソーシャルディスタンスを守ってない。
だから対策を施している場所に関してはある程度大丈夫ではないか、というのは楽観的か。
香港の次は自分たち…国家安全法施行におびえる台湾
＜【7月8日 AFP】香港で施行された「香港国家安全維持法」が今、台湾の人々を震撼（しんかん）させている。中国政府の次の狙いは、民主主義体制をとる台湾ではないかとの懸念が広まっているのだ。＞
＜「この法律はいわば中国が好きなように定義し、解釈する一網打尽法だ」「ソーシャルメディアに残した『いいね！』やメッセージによって起訴されるかもしれない」 ＞
中国は蒋介石が逃げた台湾を自国の一部と考えているが、台湾は異なる民族の国だった。
戦後築き上げた自由を放棄して中国に従う必要はない。
今回の中国の香港への振る舞いでよりその思いを強くしただろう。
どうやって中国の締め付けから逃れるか。
日米の力がより必要だ。
日本がどこまで肝を据えることができるかが外交問題として試されている。
【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数（8日午前4時時点） 死者53.9万人に
＜【7月8日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間8日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は53万9620人に増加した。
中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計1169万3770人余りの感染が確認され、少なくとも614万5500人が回復した。
この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関（WHO）からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。
7日午前4時以降、新たに4466人の死亡と16万8927人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の733人。次いでブラジル（620人）、メキシコ（480人）となっている。
最も被害が大きい米国では、これまでに13万813人が死亡、296万3244人が感染し、少なくとも92万4148人が回復した。
次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は6万5487人、感染者数は162万3284人。以降は英国（死者4万4391人、感染者28万6349人）、イタリア（死者3万4899人、感染者24万1956人）、メキシコ（死者3万1119人、感染者26万1750人）となっている。
人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国（65人）、スペイン（61人）、イタリア（58人）、スウェーデン（54人）となっている。
香港とマカオ（Macau）を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3565人、回復者数は7万8528人。
地域別の死者数は、欧州が20万255人（感染275万4284人）、米国・カナダが13万9564人（感染306万9351人）、中南米・カリブ海（Caribbean Sea）諸国が13万85人（感染296万9430人）、アジアが3万9326人（感染154万3213人）、中東が1万8557人（感染85万1828人）、アフリカが1万1698人（感染49万5325人）、オセアニアが135人（感染1万347人）となっている。
各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。＞