米空母がペルシャ湾展開/「マグナ・カルタ」盾にコロナ規制無視/仏、警官の顔撮影禁止法案で反対デモ/「はんこ大国」日本、政府の「脱はんこ」方針は実現可能か

米空母がペルシャ湾展開、イラン核科学者暗殺との関連は否定


<【11月29日 AFP】米国の原子力空母ニミッツ(USS Nimitz)がペルシャ湾(Persian Gulf)に展開していることについて、米海軍第5艦隊(US 5th Fleet)の報道官は28日、イランの核科学者モフセン・ファクリザデ(Mohsen Fakhrizadeh)氏の暗殺に関連した何らかの「脅威」に対応するためではないと表明した。>

否定したのは、イスラエルが暗殺事件の関連を認めていないからだ。
イランを牽制するために米空母が展開しているのは間違いない。
それが同盟国だ。
中国への牽制のため、米空母が南シナ海に展開するのと同じ理屈だ。
抑止力のためで、戦争が始まるか否かはイランしだいだ。

「マグナ・カルタ」盾にコロナ規制無視、営業続ける事業者に罰金 英


<【11月28日 AFP】英国では、権利と自由に関する国際定義の土台となった「マグナ・カルタ(Magna Carta、大憲章)」が新型コロナウイルス対策の規制に勝り、ロックダウン(都市封鎖)中も店舗は営業を続けることが認められるのだろうか?──答えは「ノー」。しかし、独自の解釈に基づき、営業継続は許されると主張し続けている事業者もいる。>
<マグナ・カルタは、1215年に専制君主ジョン(John)王が国王の権限を制限することを求めた反乱諸侯らの要求を受け入れて合意したもので、全ての人が正義を享受し、法は平等に適用され、統治者による力の行使が許されるのは法に基づいた場合のみとすること、などを明文化している。
第61条は、王に自由を侵害された際には、これらの反乱諸侯が抵抗する権利を認めているが、一般の民衆に対する抵抗権は認めていない。>

イギリスは不文憲法ではあるが、800年前のマグナ・カルタを持ち出すとは。
この顛末は裁判所が判断するのだろか。
与えられた自由と勝ち取った自由では意識が違うのかもしれない。

警官の顔撮影禁止法案、仏各地で抗議デモ 警察は催涙ガス使用


<フランス・パリで28日、悪意を持って警官の顔の映像や写真を撮ることなどを犯罪行為とみなす法案に対する抗議デモが行われ、警察が抗議者に催涙ガスを発射する事態となった。>
<警官の顔を撮影し公にすることを禁じる法案をめぐっては、警察による加害行動が記録できなくなり、報道の自由を損なうと批判が出ている。>
<一方で仏政府は、この法案はオンライン上での嫌がらせから警官を守ることにつながるとしている。>

警官から暴力などを受けた場合など証拠を残すために、この法案を反対するのは当たり前だ。
しかし、フランスは暴力的なデモが多い。
それに対抗する警官の対応が荒くなるのは分からなくはない。
お互いに人としての権利を持っている。
その権利を盾にすれば、調整を行うのは難しい。
議会はどのような修正案を出すのだろうか。

「はんこ大国」日本、政府の「脱はんこ」方針は実現可能か


<【11月29日 AFP】菅義偉(Yoshihide Suga)首相の就任以降、政府の「脱はんこ」方針が日本を揺るがしている。>

昔、会社用のハンコに作った。
今やトップでもシャチハタを使っている。
その程度の書類なら必要ないと思う。
昔は、戻ってきた稟議書に社長どのような向きで押印しているかによってその真意を感じたものである。
いつの頃からか出張精算は電子化され押印の必要がなくなった。
会社に必要な電子申請も増えた。
だったら全部変えろという話だ。
デジタル化は労働を効率化する。
残業せずに実質賃金を上げることが日本の将来のためだ。

【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(28日午後8時時点) 死者144.4万人に


<【11月28日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間28日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は144万4426人に増加した。

中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに世界で少なくとも6158万5860人の感染が確認され、少なくとも3918万6100人が回復した。

この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

27日には世界全体で新たに1万1271人の死亡と63万3683人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1410人。次いでフランス(957人)、イタリア(827人)となっている。

最も被害が大きい米国では、これまでに26万4866人が死亡、1309万2661人が感染し、少なくとも494万7446人が回復した。

次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は17万1971人、感染者数は623万8093人。以降はインド(死者13万6200人、感染者935万1109人)、メキシコ(死者10万4873人、感染者109万675人)、英国(死者5万7551人、感染者158万9301人)となっている。

人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの141人。次いでペルー(109人)、スペイン(96人)、イタリア(89人)となっている。

香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万6501人、回復者数は8万1582人。

地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が44万4036人(感染1282万5611人)、欧州が40万1516人(感染1763万4090人)、米国・カナダが27万6722人(感染1344万8905人)、アジアが19万2616人(感染1223万7667人)、中東が7万7344人(感染327万1732人)、アフリカが5万1251人(感染213万7588人)、オセアニアが941人(感染3万271人)となっている。

各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>

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