この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 8日には世界全体で新たに1万3171人の死亡と77万5680人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの4092人。次いでブラジル(2202人)、米国(653人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに58万1516人が死亡、3268万6462人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は42万1316人、感染者数は1514万5879人。以降はインド(死者24万2362人、感染者2229万6414人)、メキシコ(死者21万8928人、感染者236万4617人)、英国(死者12万7603人、感染者443万3090人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの295人。次いでチェコ(277人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(268人)、モンテネグロ(245人)、北マケドニア(244人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が109万1469人(感染5147万8073人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が95万2377人(感染2984万804人)、米国・カナダが60万6084人(感染3396万6433人)、アジアが37万5315人(感染2955万7792人)、中東が13万4325人(感染804万8698人)、アフリカが12万4153人(感染462万7643人)、オセアニアが1060人(感染4万3983人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>