米パイプライン攻撃、身代金の大半回収/ワクチンの半数をコバックスに WHO、製造各社に要請/米、18年ぶりアルツハイマー新薬承認

米パイプライン攻撃、身代金の大半回収 司法省発表


<【6月8日 AFP】米国最大の石油パイプラインがランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃により停止を強いられた事件で、米司法省は7日、石油会社コロニアル・パイプライン(Colonial Pipeline)がロシアを拠点とするハッカー集団「ダークサイド(Darkside)」に対して支払った身代金440万ドル(約4億8000万円)の大半を回収したと発表した。>
<事件では、コロニアル・パイプラインがダークサイドに対し、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(Bitcoin)で身代金を支払った。司法省によると、支払われた75ビットコイン(当時の相場で440万ドル相当)のうち、米連邦捜査局(FBI)が63.7ビットコインを押収。この間に起きたビットコイン価格の下落により、7日時点での回収額は230万ドル(約2億5000万円)となった。>

アメリカはハッカー集団に負けない技術を持っていることを示したが、今後いたちごっこになるだろう。
日本は国として専門の対策部隊を持っているのだろうか。
民間やアメリカに頼るようでは心もとない。
陸軍、海軍、空軍に次いで宇宙軍ではなく、ハッカー対策軍を設立し、公にすることが抑止力につながるのではないか。

ワクチンの半数をコバックスに WHO、製造各社に要請


<【6月8日 AFP】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は7日、新型コロナウイルスワクチンの製造企業に対し、ワクチンの公正な分配を目指す国際的枠組み「コバックス(COVAX)」に新規製造分の先買権を与えるか、製造ワクチンの半数を供給するよう呼び掛けた。>
<テドロス氏は、ワクチン接種率を全ての国で今年9月までに10%以上、年末までに30%以上に引き上げるよう呼び掛けている。達成には、9月までに2億5000万回分、6〜7月だけで1億回分の新たな接種が必要だ。>
<コバックスは貧困国などへのワクチンの公正な分配の確保を目的に設立され、これまでに世界129か国・地域に8000万回分以上のワクチンを供給した。だがWHOによると、この数は目標を約2億回分下回っている。>

WHOの事務局長に対しては不信感がある。
口は出すが、何もしないからだ。

ところで新型コロナウイルスワクチン生産のため、既存のワクチンの製造装置を直ぐに転用できるのだろうか。
他の病気に必要なワクチンはどうするのか。
問題は山積みだ。
総合的な判断が必要なのだが、WHOには期待できない。

米、18年ぶりアルツハイマー新薬承認 初の根本治療薬


<【6月8日 AFP】米食品医薬品局(FDA)は7日、アルツハイマー病治療薬「アデュヘルム(Aduhelm)」を承認したと発表した。アルツハイマー病治療の新薬承認は米国では18年ぶり。同病関連の認知機能の低下に対処する初の根本治療薬となる。>
<米国で前回アルツハイマー病治療薬が承認されたのは2003年。従来の薬は全て、病気の根本原因ではなく、関連症状に対処するものだった。>
<アルツハイマー病は、認知症の最も一般的な原因疾患。患者数は世界で5000万人に上り、発症年齢は65歳以上であることが多い。>

アルツハイマー症の発症は、米寿を超えた父より65歳にはまだ達していない自分たち夫婦の方が心配だ。
発症した後、何年生きるか分からない。
治る見込みがないなら、尊厳死を選びたいが、法律が許さない。
だとすれば、根本治療できる薬はありがたいものだ。

【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(7日午後7時時点) 死者373.1万人に


<【6月8日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間7日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は373万1297人に増加した。

これまでに世界で少なくとも1億7320万2950人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

6日には世界全体で新たに7951人の死亡と34万689人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの2427人。次いでブラジル(873人)、コロンビア(539人)となっている。

最も被害が大きい米国では、これまでに59万7628人が死亡、3336万2633人が感染した。

次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は47万3404人、感染者数は1694万7062人。以降はインド(死者34万9186人、感染者2890万9975人)、メキシコ(死者22万8804人、感染者243万3681人)、ペルー(死者18万6511人、感染者198万3570人)となっている。

人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの566人。次いでハンガリー(309人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(286人)、チェコ(282人)、北マケドニア(262人)となっている。

地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が118万726人(感染3397万9026人)、欧州が114万3053人(感染5325万6433人)、米国・カナダが62万3352人(感染3475万4889人)、アジアが50万5866人(感染3748万9435人)、中東が14万4897人(感染874万8996人)、アフリカが13万2299人(感染492万4631人)、オセアニアが1104人(感染4万9548人)となっている。

各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>

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