気温上昇を1.5度以下に抑える機会は「失われつつある」

気温上昇を1.5度以下に抑える機会は「失われつつある」=国連報告書


<国連は27日、気候変動対策として世界の気温上昇を1.5度以下に抑え続ける「確実な道筋はみえていない」とする報告書を発表した。>
<昨年、英グラスゴー行われたCOP26以降、世界の関心は別のところに移っているが、今週に入り、気候変動はなくなっていないことを強調する報道が相次いでいる。>
<報告書によると、気温上昇を1.5度に抑えるには炭素排出量を45%削減することが必要だと科学者が指摘している一方で、炭素削減のための新しい取り組みでは、世界の排出量は2030年までに1%未満しか減少しないという。
地球の気温は、現在の政策のままでは今世紀中に2.8度上昇することになる。
各国が財政支援を受け、計画通りに政策を進めたとしても、上昇幅は2.4度までしか抑えられないという。>
<国連は、排出量の大幅な削減を達成することは、もはや至難の業だと認めている。しかし、電力や産業、運輸、建物といった分野では、化石燃料からの脱却を急速に進めることができると指摘している。>
<この報告書では、ウクライナでの戦争を受けたエネルギー危機が、より安全で持続可能なエネルギーシステムへの移行を早める可能性のある変化をもたらしたと指摘。また、アメリカや日本、韓国、欧州連合(EU)加盟国などでの一連の新政策により、2030年までにクリーンエネルギーへの投資が現在より50%以上増加し、約2兆ドルに達する見込みだとしている。>

このまま温暖化が進むと異常気象が異常でなくなる。
そんな生活を経験しても仕方がないなどと思うのは日本の気象が世界と比べてまだましだからだろうか。
飢餓になる子供たちもいない。
日本を離れる難民もいない。
しかし、追い込まれてからでは遅い。
思い切って原発をフル稼働させて、新設するなど政府の決心が必要だ。

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