ナイル川、水量激減の恐れ 気候変動、開発の余波で流域諸国は死活問題に
<【1月23日 AFP】古代エジプト王(ファラオ)が永遠の命をもたらす神としてあがめたナイル川(Nile River)。人間の活動に伴う気候変動や汚染、開発の影響で、危機に直面している。世界で2番目に長く、約5億人の生命線であるナイル川は、豊かな流れを維持できるのか。AFP取材班がエジプトからウガンダまでの各地で、衰えつつある現状を取材した。>
<(エチオピア)政府としては、ナイル川の支流の一つ、青ナイル川(Blue Nile)に建設した大エチオピア・ルネサンスダム(GERD)が問題解決の切り札になると期待している。>
<1959年にエジプトとスーダンが結んだ協定では、ナイル川の年間平均水量の66%はエジプト、22%はスーダンが利用できると規定されている。協定の締約国ではないエチオピアが示した疑義は、エジプトにとって大きな頭痛の種となっている。>
<スーダンは毎年、豪雨に見舞われる。昨夏も150人が死亡した上、村々が押し流された。ただ洪水が起きても、雨水をためたり、再利用したりするシステムが存在せず、農業には役立てられていない。>
<米ノートルダム大学(University of Norte Dame)がまとめている、気候変動への適応力を示すND-GAIN番付によれば、スーダンを含めたナイル川流域諸国は最下位付近にとどまっている。>
<ウガンダの水資源・環境省関係者は、気温上昇は国民を養うための農業生産だけでなく、家庭や産業界に電気を供給するための発電にも影響を及ぼすと指摘。「短時間に降る豪雨は洪水を引き起こす。乾期が長引けば水が失われる。いずれにしても人は水なしでは生きていけない」と訴えた。>
水は人間にとってかけがえのないものだ。
昔から水を巡って戦いが行われてきた。
ナイル川はいろいろな国を通ってきている。
流れ込んでいる支流もある。
上流国がダムなどで水量を規制をすると下流国(エジプト)には多大な影響を受ける。
一方、ダムを作ることで水力発電が出来れば上流国の発展につながる。
しかし、元の水は気候による。
そのためには、地球温暖化を止めることが重要と言われるが、それは先進国、特に米国と中国の責任が大きい。
中国はすでに先進国なので、その責任を十分背負わなければいけないのだ。
アジアの軍拡競争、制御不能に陥る危険性がある理由
<ソウル(CNN) これほどの規模の軍備拡大競争はアジアではかつて例がない。3つの核保有国と急速に核開発を進める国、世界3大経済大国、数十年来の同盟国。こうした国々がこぞって、陸海ともに対立が激化している地域での優位性を競い合っている。>
日米韓、中国、北朝鮮が核を保有するなか軍拡が進んでいる。
日本から中国に戦争を仕掛ける意味はない。
経済的に何も利益を得ないし、核の打ち合いになれば面積の狭い日本が負ける。
ただ、中国は第二次世界大戦の時の感情がまだ残っているのだろう。
中国はその日本の向こうにいるアメリカとの対決を制し、世界を抑え込みたいのだ。
実際にアフリカや南米にお金と共に中国人を送り込んでいる。
各地に中国系の政府を作る意図かもしれない。
そんな中国に日本は軍事で付き合う必要はない。
地下シェルターや上陸してきたときの防御の対策を行なった方が良いのではないか。
ウクライナ、西側兵器の訓練急ぐ ロシアの進攻に備え
<ウクライナ・プリピャチ(CNN) ベラルーシとの国境から数キロメートル先では、想定される過酷な春に備えてウクライナ軍が訓練中だ。>
<ナエフ中将は「もちろん我々には西側の戦車が大量に必要だ。旧ソ連製よりもはるかに性能が良く、進軍にも役に立つ。我々は新たに部隊を立ち上げているところだ。我々の今後の動きは、向こうの戦闘即応性にかかってくるだろう。だからこそ西側の支援が極めて重要だ」と述べた。>
<ウクライナ側は、2カ月以内にロシアが再び攻勢をかける可能性を恐れている。春になるころには昨秋に徴集されたロシア兵15万人が訓練を終え、おそらく臨戦態勢の部隊に送り込まれるだろう。ウクライナ側にしてみれば時間との戦いだ。基本的にウクライナは、ソ連製の兵器を基盤にした軍隊から脱却し、最先端の西側兵器を使用する軍隊への転換を猛スピードで急いでいる。>
<占領地から敵を早期に一掃するためには、ウクライナには戦車はもちろん、長距離ミサイルも必要だとポドリャク氏は言う。ロシア側が「より大量の兵士、より大量の旧ソ連製装備を投入してくるだろう。我々の考えでは、おそらく手元に残っているありとあらゆるものを」>
ウクライナはロシアに本気で勝つ気がある。
この勝利の終点はクリミア半島を含むロシア占領地を奪い返すことにある。
この戦いに勝てばロシアは政権が変わり、ウラル山脈を境に分割するかもしれない。
少数民族の国も独立するかもしれない。
それが良いことかどうかは分からない。
しかし、我々はまた一つの国の存亡を見ることができるかもしれない。