ロックダウン解除は新型ウイルスを「再活性化」 WHOが警告
<世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は22日、新型コロナウイルスとの戦いに油断がみられると警告し、感染症COVID-19は「長い期間、私たちの回りにあり続けるだろう」と話した。また、今の時点でロックダウン(都市封鎖)を解除すればウイルスを「再活性化」させると指摘した。>
WHOの事務局長はいまいち信頼がおけない。
この警告も正論だ。
だが、各国それぞれの事情があり、経済の悪化により2次災害として死を生むこともある。
だから、タイミングが大事なのだ。
新型コロナ、ウイルス感染で免疫系が過剰反応 命の危険も
https://www.afpbb.com/articles/-/3279953?cx_part=latest
<【4月23日 AFP】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最も憂慮すべき特徴の一つに、免疫系が急速に過剰反応を起こす「サイトカインストーム」として知られる現象がある。>
<サイトカインは免疫系の作用の一環として分泌されるタンパク質群で、感染による攻撃にさらされていると体が感じると炎症を誘発する。>
<新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が肺に侵入した場合などの一部ケースでは、免疫系が暴走状態になることがあると考えられる。免疫系が暴走すると、分泌されるサイトカインの濃度が制御不能となる、いわゆるサイトカインストームが起き、患者が死亡する恐れがある。>
<世界保健機関(WHO)の報告によると、新型コロナウイルスで入院した患者の大半が肺炎を患うという。患者は最初の症状が表れてから7~10日前後に突然病状が悪化するケースが多い。>
<医師や科学者にとっての悩みの種は、患者の免疫防御力を低下させずにサイトカインストームを沈静化するにはどうすればよいかという問題だ。
米アイオワ大学(University of Iowa)の免疫学者スタンリー・パールマン(Stanley Perlman)教授は、「現時点では」有効な治療法が存在しないことを認めている。>
基礎疾患を持っている人、抵抗力が弱っている人が新型コロナウイルスに罹ると病状が悪化して死に至ることがあると理解していたが、そうではないのか?
肺にウイルスが吸入されるとある確率でサイトカインストリームを引き起こす。
まるでロシアンルーレットだ。
であれば、感染しないように自衛するしかない。
マスクを着け、3密を避け、手洗いを徹底する。
罹患すれば運しだいだ。
伝説の打者誕生、バルサは中止に異議―スペイン風邪流行下のスポーツ
https://www.afpbb.com/articles/-/3279775?cx_part=latest
<【4月23日 AFP】全世界で続いている新型コロナウイルスとの必死の闘いは、およそ1世紀前に起こったスペイン風邪との闘いを思い起こさせる。ここではスペイン風邪が大流行した1918年と19年当時のスポーツ界の状況を、AFPスポーツがいくつか例を挙げて振り返る。>
<スペイン風邪は、最大で死者5000万人、感染者5億人を出したともいわれており、人類史上最悪の感染症として悪名高い。>
<当時ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)のエース投手だったルースは1918年3月、アーカンソー州の米軍基地で行われた試合で5本塁打を放ち、打者としての力量を見せつけた。ルースはその後スペイン風邪に2回感染し、特に1回目は病院へ緊急搬送されて重体のうわさも出たが、これを生き延びてレッドソックスの優勝に貢献すると、最終的にはワールドシリーズを通算で7度制し、史上最高の野球選手と称されるようになった。>
ちょうど百年前にスペイン風邪。
この名前も誤解とのことだ。
当時のスポーツ選手の中には第1次世界大戦の兵として感染し、亡くなったものもいた。
このスペイン風邪に2回感染し、優勝に貢献したベーブルースは伝説となった。
しかし、安易に野球やサッカーの試合を再開したことが第2波の原因になったという。
緊急事態宣言がいつ解除されるかわからない中、各プロスポーツの再開が模索されている。
歴史に学んで、まずは無観客試合から始めるべきだ。
もちろんアマチュアの大会も右に倣えだ。
ワクチンが開発されるまでは元には戻らないだろう。
【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(23日午前4時時点) 死者18.1万人に
<【4月23日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間23日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は18万1234人に増加した。
中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに193の国・地域で計260万2670人余りの感染が確認され、少なくとも59万3800人が回復した。
この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。
前日以降、世界全体で新たに5576人の死亡と6万299人の感染が確認された。被害が最も深刻な米国では1105人が死亡。英国では759人、フランスでは544人の死亡が発表された。
米国の累計死者数は4万5950人、感染者数は83万5316人、回復した人の数は少なくとも7万6070人。
米国に次いで被害が大きい国はイタリアで、死者数は2万5085人、感染者数は18万7327人。
以降はスペイン(死者2万1717人、感染者20万8389人)、フランス(死者2万1340人、感染者15万5860人)、英国(死者1万8100人、感染者13万3495人)となっている。
香港とマカオ(Macau)を除く中国本土ではこれまでに4632人の死亡と8万2788人の感染が発表された。22日の新規感染者はわずか30人。
地域別の死者数は、欧州が11万2855人(感染126万1757人)、米国・カナダが4万7973人(感染87万5112人)、アジアが7389人(感染17万8630人)、中東が5902人(感染13万7642人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が5797人(感染11万6131人)、アフリカが1223人(感染2万5461人)、オセアニアが95人(感染7942人)となっている。>