だいぶ古いですが、池田貴史さんのソロユニット、”レキシ”に「狩りから稲作へ」という歌があります。
縄文土器、弥生土器、どっちが好き?どっちも土器。
これは、自由気ままな恋人同士の関係(縄文)から、そろそろ身を固めて安定的な結婚関係(弥生)に移行するカップルを歌った壮大な歴史的ラップです。
生真面目で集団生活主義的な現代の日本人は、どう考えても”弥生人”的ルーツの方が、濃いと思うんだけど、やっぱり「自由」のあこがれか、”縄文人”好きを称する人の方が多い気がします。
私も、火焔土器とか遮光土偶とか大好きで、先月、東京国立博物館で開催してた「縄文特別展」も行ってきました。
結構、混雑してました。よかったです。
なんというか、むしろ無駄とも思える壮大な装飾に、物凄い「遊び」を感じるんですよね。
「遊び」は、すなわち「自由」です。
素敵♡
先週末、実家に帰って隣の和泉市にある「池上曽根遺跡」の資料館を見学しました。
弥生時代を扱った資料館としては、大きいんじゃないかな。
「いずみの高殿」
祭祀に使う場所だったのでは?、とのこと。でかい!
居住跡?ちょうど、稲も実り始めて、「弥生」風のいい感じがでています♡
お隣の「大阪府立弥生文化会館」も見学。
観覧者は少なかったですが、よかったですね。
弥生人の家族団らん。
貝もちゃんと器に盛ります。
道具が、極めてシンプル、実用的。なんか、今と変わらんぞ。
卑弥呼さんも食べたんじゃなかろうかと、再現された夕食。鯛のお頭付きとか今から見ても結構豪華。
「縄文」に比べると、あまりにシンプルすぎる、土偶・木偶の類。
まあ、これはこれで”ゆるキャラ”としては可愛いかな♡
やっぱり、「縄文」くんに比べると”生真面目”な感じがします「弥生」ちゃん。
それはそれで魅力があるし、こうして段々、国が成り立っていくわけですからね。
和泉野の 弥生の里に 吹く風ぞ 稲穂の上に 秋の訪れ