Japon Petanque Copinette’s Coupe 岡山のM先生らが発起人となって設立された、女性ペタンカーの会。
過去2回は岡山で開催されていたのが、今年は愛知にて開催。
女性が主体だが、男性ペタンカーもドライバーズカップ(運転手枠・笑)が用意されており、男性のみで交流戦が行える。
この大会の趣旨は全国各地のペタンカーの交流が目的の1つなので、個人単位で当日くじ引きでチーム編成が決められる。 否応なしに、他地域のプレイヤー同士がチームを組むのだ。
普段のポジションと異なる役割も求められが、各地の大会に出ていれば、どこかで対戦した方と組む場合もあり、ベテランさんに色々教わることもある。
北海道から、沖縄まで、全国各地から参加があったのがすごい。全国大会でもなければなかなかここまで集まらないね。
前日に日ペの指導員による講習会、夜の懇親会もあり、何かと盛り上がる大会なのだ。
去年はドライバーズカップ3位だったのだが、今年は入賞なし。残念。
トラブルではないが、ちょっと教訓になる事例が発生。
相手チームが全球投球、自チームが2球残っているところで、自チームに1点入っている状態。2,3球目の判定のため、自チームメンバーが計測中に、誤って寄っている1点球を蹴って動かしてしまった。ただし、相手球より遠ざかったわけではなく、1点は変わらず。
ここで、相手側から「動かしたので、マーキングもなく、無効球になる」旨の申告があり、えっ!? そうだっけ? で、審判呼んで状況説明。
結局、そのままの場所で試合続行。
ここでの問題は、球の距離ではなく、移動した球の取り扱い。
まさにこの場面を見越したような事例紹介が岡山市協会の掲示板に掲載されているので、引用。
引用ここから–>
解剖所見その35 「移動中にボールを蹴った」について考える。
「ここに入れて」と言い場所の移動中に、うっかりボールを蹴ってしまった。
第22条1項には、「停止したボールが、風または地面の傾斜によって移動した場合、元の位置に戻す。選手、審判員、観客、動物または、全ての動く物体によって偶発的に移動させられた場合も同様で有る。」
同条2項には、「トラブルを避けるため、選手はボールにマーキングしなければならない。マーキングの無いボールについては、いかなる抗議も認められない。審判員は、テラン上のボールの位置によってのみ判定を下す。」とあります。
[ルールハンドブック]49頁の解説に、「ビュットと同様、両チームが合意できる場所に戻す、が基本となります」とあるように、両チームとも試合の流れは常に気に掛けている訳で、今どちらが何点有るかは理解済ですから、「ほぼこのあたり」と決められるはずです。事に乗じて「相手の3点を2点にしてやろう」なんて事を考えるチームは、スポーツマンシップに反し「ペタンクをする資格は無い」と言われるかも知れません。
ビュットの時にも書きましたが、処理を間違い審判員を呼んだ場合は、第22条2項から「テラン上のボールの位置によってのみ判定を下す」事も有るので、どちらかに不利な判定となり、わだかまりが残ります。
時間制限の試合では、隣のコートと接近したり、1コート内で2チームが試合する事が有るなど、ティールの球が飛んで来る事がしばしばです。出来るだけ得点に絡むボールにも、マーキングが望ましい。そして通常のボール移動では、直前のマーキングはビュットと同じく消す事を心がけたいものです。
<–引用ここまで
この話はオチがあって、このあと相手チームも計測時に、メジャーで自ボールを押してしまう。マーキングなしで(笑)
普段ビュット以外にマーキングすることあまりないけど、マーキング大事。