米政権の鉄鋼・アルミ関税、WTOがパネル設置 中国の知財侵害も調査
<【11月22日 AFP】ドナルド・トランプ米政権が導入した鉄鋼・アルミニウムに対する追加関税をめぐり、世界貿易機関は21日、欧州連合や中国などが求めていた紛争処理小委員会(パネル)の設置を決めた。>
<WTOの紛争処理機関米国の要請を受けて、カナダ、中国、メキシコ、EUによる報復関税の合法性を審査する3つのパネルに加え、「知的財産の保護に関する中国のいくつかの措置」を審査するパネルの設置も決めた。>
アメリカの追加関税が国際機関の俎上に上がった。
時を同じく、各国の報復関税や中国の知的財産侵害についても小委員会が設置された。
アメリカの安全保障のためという理由が認定されるのか否か、中国の知的財産侵害についてどのように裁定されるのか興味深い。
アメリカは、自国に不利な裁定であればWTO脱退をちらつかせるかもしれない。
日本は追加関税を受けているのに一緒に行動しないのか。
この時期、中国と同じ側に立つわけにはいかない。
アメリカに必要な製品は対象外だから、交渉で損失を最小限にしているだろう。
それも外交だ。
記者殺害、皇太子の責任追及は「越えてはならない一線」 サウジ外相
<【11月22日 AFP】サウジアラビア人のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で殺害された事件で、アデル・ジュベイル外相は21日、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の責任を求めるのは「越えてはならない一線」だと警告した。>
国王と皇太子はレッドラインというのは、分かりやすい。
民主主義国家は真相を求めるが、サウジアラビアは王政である。
海外に忖度するよう求めたものだ。
そもそもこの事件が発覚したのが不思議だ。
大使館の中での殺人であれば、通常は盗聴を防ぐ部屋の中で行なう。
殺人の手順がおかしすぎる。
実はサウジアラビア国内での政争で、皇太子をはめようとする勢力が実行した?
だから、深い入りしないようにという警告を発信、というのは陰謀論か。
世耕経産相と22日に会談=ゴーン会長の推定無罪尊重-仏財務相
<【パリ時事】フランスのルメール経済・財務相は21日記者会見し、仏自動車大手ルノーと日産自動車、三菱自動車の会長を兼務するカルロス・ゴーン容疑者の逮捕をめぐる問題で、22日午後にパリで世耕弘成経済産業相と会談すると明らかにした。3社連合の継続などについて協議する。>
<ルメール氏は、ルノーでの役職の解任が見送られたゴーン容疑者の処遇について「われわれは法治国家であり、推定無罪の原則を尊重する」と主張。「今のところゴーン氏の疑惑に関する証拠を何も得ていない」と繰り返した。>
日本の刑事手続きに疑問の声=ゴーン容疑者勾留「家族と面会できず」-仏メディア
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018112200283&g=soc&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
<【パリ時事】金融商品取引法違反容疑で逮捕された日産自動車会長カルロス・ゴーン容疑者の30日までの勾留を認める決定が出たことに関連し、同容疑者が会長を兼務する自動車大手ルノーの本拠地フランスのメディアは21日、「弁護士が事情聴取に立ち会えず、(当面は)家族との面会もままならない」と一斉に報じた。同メディアからは、フランスと異なる日本の刑事手続きに疑問の声が出ている。>
カルロス・ゴーンの逮捕はフランスの国益を損ねたのか。
それともフランスの人権意識を世界にアピールしているのか。
両方だろう。
日本のニュースでは、日産とルノーの合併を潰すために企てたクーデターとの論調が多い。
一方、株価を下げて合併しやすいようにするとの記事もあった。
日産は民間企業だが、日本の国益にとってどうなるのか。
政府はそういう目で動いているはずだ。
フランスとは妥協なしで協議すべきである。
【備忘録】
世界の火山
http://www.afpbb.com/articles/-/3144507?cx_part=latest
<【11月22日 AFPBB News】時には人間社会に壊滅的な影響をもたらすこともある火山。AFP収蔵写真の中から、世界各地の火山を紹介する。>