偽造文書や脅迫も、パレスチナ人の不動産を不正に奪うイスラエル入植者
<【3月20日 MEE】アブドル・カーデル・アブ・スルール(Abdel Qader Abu Srour)さん(27)の目の周りのあざはまだ消えていない。朝のコーヒーと一緒に薬を飲んだ。2人の子どもを持つアブ・スルールさんは、イスラエルの刑務所に4日間拘束され、釈放されたばかりで、疲れていた。>
<アブ・スルールさん一家は、証明書類があるにもかかわらず、家の所有権争いに巻き込まれてしまい、ひょっとしたら負けるのではないかと恐れている。だが、アブ・スルールさん一家の話は、個人入植者と支援団体が不当に不動産の所有権を主張する数ある事例の一つに過ぎない。入植者らは、偽造文書を使ったり、イスラエル政府の支援を利用したり、脅迫したりして、不動産を手に入れようとする。>
<2016年にイスラエルの民放チャンネル10(Channel 10)が行った調査で、入植関連企業アマナ(Amana)がパレスチナ人から取得した不動産15か所のうち、14か所が詐欺によるものだったことが分かった。>
イスラエルは、占領した土地からパレスチナ人を追い出すために、手段を選ばないということだ。
パレスチナ人にとっては酷い話だがイスラエルにとっては切実な問題だ。
今後、パレスチナ人の住んでいる土地は返還の対象になる可能性があるからだ。
領土問題はどの国の間でも根が深い。
だから今の占領地からパレスチナの民を除去したいのだ。
妥協してパレスチナに譲ったガザ、ヨルダン川西岸に押込める。
これ以上文句を言われたくないのだ。
パレスチナは対抗手段がテロしかないのか。
それは滅亡の一途である。
ユダヤの民がそうだったように、国外で稼ぎ、儲けを蓄え、ロビー活動をして国際世論を味方に付けるしかない。
何年、何十年いやそれを超えるかもしれない。
現実は厳しい。
地下鉄サリン事件が発生して24年である。
干支がふた回りした。
この2ケ月前に阪神淡路大震災。
95年は印象に残る年である。
霞ヶ関駅は、地下鉄が3線交わって複雑な駅である。
手を合わせようと記念碑を探したことがある。
分らなくて駅員さんに尋ねてたどり着いたのがこれ。
プレート1枚だけ。
犠牲になった方々に黙とうである。