抗議デモ対応に動員されたてコロナ陽性/アメリカ警察歴史の闇/コロナ追跡アプリ

抗議デモ対応に動員されコロナ陽性、米首都ワシントン州兵


<【6月10日 AFP】米首都ワシントンの州兵は9日、首都で最近発生したデモへの対応に動員された後、複数の隊員が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したと発表した。>
<デモ参加者の多くはマスクを身に着けていたが、身に着けていない参加者もいた。警察官や州兵の多くもマスクを着用していなかった。>

マスクもせずに密集すると新型コロナウイルスが感染して当たり前だ。
これは州兵だけでなく、デモ参加者も同じだ。
貧困層ががデモに参加すると発症した場合、お金が無いので病院に行くこともできない。
まだまだアメリカで死亡者が増える可能性が高い。

アメリカの警察の歴史的問題 逃亡奴隷の追跡から始まり


<アメリカでは、黒人男性の死因の第6位が、警察暴力だという。若い黒人男性が警官に暴行され死亡する可能性は、白人男性の2倍だ。
奴隷制までさかのぼり、アメリカの警察がその後も長年にわたり黒人抑圧の装置として機能してきた歴史を振り返る。>

アフリカ系黒人青年の主な死因は、
1.事故死、2.自殺、3.その他の他殺
4.心臓病、5癌、
そして、6、警官の実力行使
だ。
歴史を遡ると、逃亡奴隷警察があり、’60年代には警察が公民権運動の抑圧に重要な役割を果たしていた。
警察も変わってきた。
例えばボディーカメラを使って司法省は実力行使について調査に着手していた。
しかし、2017以降調査の多くは中断された。
多くの警官は法に従っているのだ。
今回、黒人民間人の死亡について白人警官が起訴されたのは初めてという。
直ぐにではないが変わってきているのではないか。

コロナ追跡アプリ、公衆衛生と個人情報保護めぐりせめぎ合い


<【6月10日 AFP】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として濃厚接触者追跡アプリの導入を検討する政府が増える中、公衆衛生上のデータを収集する必要性と個人情報の権利をめぐるせめぎ合いがにわかに注目を集めている。>
<イスラエルの歴史学者ユバル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)氏は、新型コロナウイルス流行の最盛期に英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に寄稿し、「細心の注意を払わなければ、今回の流行が監視の歴史における重要な分岐点となる可能性がある」と記している。>
<「政府や企業がこぞって国民の生体認証データを収集するようになれば、国民が自分の個人情報を自分で知るより、はるかに多くのことを企業や政府が把握する可能性がある」と警告。その結果、政府や企業は「国民の意識を予測するだけでなく操作し、製品にせよ政治家にせよ、自分たちが望むあらゆるものを国民に受け入れさせる」ことが可能になると同氏は述べている。>

日本でもコロナ追跡アプリの導入が検討されている。
大阪では、まず、QRコードを使ってイベントや飲食店の利用者に感染の発生状況をメールで通知する「コロナ追跡システム」を運用している。
これはメールアドレスを登録するだけで、利用した場所で感染したら通知が来るだけ。
この程度のアプリなら許せるか。
一方で、お店やネットで会員登録して、個人情報を平気でお店に渡す人も少なくない。
また、いろいろなSNSでわけの判らないCMが出てくる。
既に洗脳されているのかもしれない。

【備忘録】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(10日午前4時時点) 死者40.7万人に


<【6月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は40万7914人に増加した。

中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計716万9550人余りの感染が確認され、少なくとも314万8200人が回復した。

この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

9日午前4時以降、新たに3653人の死亡と10万2424人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの679人。次いで米国(604人)、メキシコ(354人)となっている。

最も被害が大きい米国では、これまでに11万1375人が死亡、196万8221人が感染し、少なくとも51万8522人が回復した。

次いで被害が大きい国は英国で、死者数は4万883人、感染者数は28万9140人。以降はブラジル(死者3万7134人、感染者70万7412人)、イタリア(死者3万4043人、感染者23万5561人)、フランス(死者2万9296人、感染者19万1394人)となっている。

人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの83人。次いで英国(60人)、スペイン(58人)、イタリア(56人)、スウェーデン(47人)となっている。

香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3043人、回復者数は7万8351人。

地域別の死者数は、欧州が18万4807人(感染230万8977人)、米国・カナダが11万9316人(感染206万4835人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が6万7191人(感染136万5832人)、アジアが2万167人(感染71万9876人)、中東が1万790人(感染49万9044人)、アフリカが5512人(感染20万2345人)、オセアニアが131人(感染8648人)となっている。

各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。>

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